2012年6月1日金曜日

ユリゴコロ

沼田まほかる。

2011年のミステリー&エンターテイメントベストテンで5位。

う〜ん。

話としてはかなり重たいのだが、淡々と進むせいか嫌な感じはしない。

たまにはこんな小説もあり。

コメントはネタバレになりそうなので今回は控えよ〜。
(^^;

2012年5月24日木曜日

ハリエンジュ


この季節に通勤途中の河原で見かけるコイツ。
人によっては大迷惑なものでもあるのだが、marble的にはニンマリ。

一般的にはニセアカシアと言われているけれど、和名はハリエンジュ。
質の良い蜂蜜が採れることから、養蜂をしているところもありますな。







帰宅途中の通行量の多い道を外れ、車通りの少ない堤防にバイクを停めたらいそいそと河原へ降りていく。

咲いたばかりの花を見繕い、20房ほどを袋に詰めたら、とっとと退散。










帰宅すると、タイミングよく妻が揚げ物の真っ最中。

すぐさま下ごしらえをしたなら、天ぷらに仕上げます。











花の蜜の甘さがほんのりただよう、旬の一品の出来上がり。
(^O^)

ミシュラン

コイツを購入した時に履いていたEAGLE F1。
ひび割れが酷い状態となり、更に右フロントのタイヤだけエアの減りが異常に早いという危険な感じになってしまったため、交換を決意。















すぐさま近所のお店で注文。
国産のエコタイヤに興味があったものの、車的には・・・(-_-;)
ほどほどの性能と少しは静かなモノにしようと選んだ銘柄は、ミシュランのPilot Sport 3。
サイズは、TI純正の215/45-ZR17XL。








トレッドパターンはこんな感じで、走行ノイズは控えめな印象。













ネットで検索してみると、確かに安い所もあるのだが、注文したり、届いたモノを他店に持ち込んだりという煩わしさと、ご近所の義理もあって、馴染みのところに落ち着いた次第。

性能うんぬんは、素人には分かりませんし、まだほとんど乗っていないので何とも。
ただし、乗り心地は劇的に良くなり、以前のモノは相当キテいたのかな、と感じた。

それから、社長が手洗い洗車と室内掃除、ブレーキダストで汚れていたホイールを見違えるほど綺麗にしてくれていたので、満足満足。(^O^)

これで安心して乗り回せるはずなんだけど、乗る時間がない・・・(--〆)



2012年5月17日木曜日

刑事のまなざし

薬丸岳。

夏目刑事シリーズの短編7作品。

法務技官としての職を離れ、30歳で警察官の道へ進んだ彼は、ある事件の被害者の父親でもあった。

法務技官として、罪を犯した少年少女の更正に情熱を注いでいた夏目をある日襲った悲劇。
少女たちを襲った犯人を捕まえることのみが彼の本心ではないだろう。
池袋の街を見つめる刑事のまなざしは何を憂うのか。

罪を犯す者の心理を巧みに描く警察小説。

なかなかいい。( ̄▽ ̄)

2012年5月14日月曜日

心に雹の降りしきる

香納諒一。

2011年のミステリー&エンターテイメントベストテンで9位。

七年前に起きた幼女誘拐事件の捜査員だった刑事は、未解決のまま幼女の生還を望んでいる父親に振り回されていた。

普通なら生きているとは考えられないのだが、新たな事件の関係者が次々と亡くなり、誘拐事件は急展開を見せはじめる。

心が荒んでしまった刑事は頑なに捜査を続け身も心もボロボロになる。彼を救ってくれたのは、また心に傷を持つ女だった。

かなり暗いイメージのストーリーと文章だったが、内容はイイですな。
(^O^)

2012年5月13日日曜日

宇宙兄弟(映画版)

今日は朝からリトルのグラウンド準備。
午前中はシニアの練習試合で球審。
午後はリトルの練習試合で塁審。

でもって、夜は、次男が映画が観たいというので、映画館まで。(^^;

運転手なので、ノンアルコールで我慢、ガマン。
原作は読んだことないんだけど、ストーリーは面白かった。
小栗旬、岡田将生、他の出演者たちも渋いどころが揃っていて、なかなかでした。
( ̄▽ ̄)

「でっかいどう」でラーメン食べたら帰りま〜す。(^^ゞ

2012年5月1日火曜日

ジェノサイド

高野和明。

2011年のミステリー&エンターテイメントベストテン堂々の1位。
大人気で図書館の予約も半年待ちだったのだが、漸く借りられた。

突然死した父から、新薬開発を託された大学院生の研人。
難病の息子を抱え、秘密作戦に臨む傭兵のイエーガー。
日本とコンゴでそれぞれの戦いが繰り広げられる。

核ミサイルの発射ボタンを握る権力者の野獣性を感じ取る者はヒトか神か。
人類の殺戮の歴史は繰り返されるのだろうか。

スピーディーな場面展開と驚きの真相はエンターテイメント度高し。
( ̄▽ ̄)

2012年4月24日火曜日

震える牛

相場英雄。
捜査一課継続捜査班。
迷宮入り寸前の目立たない未解決事件を扱う規則正しい部署。
上司からある強盗殺人事件の再捜査を命じられた田川は、ずさんな初動捜査とキャリア指揮官の間抜けな筋読みを恨みながら、事件の真相を手繰り寄せる。
巨大ショッピングセンターに取って替わられた地方都市の商店街。そして安価な食材を生み出す禁断の技術。
「幾度となく、経済的な事由が、国民の健康上の事由に優先された。秘密主義が、情報公開の必要性に優先された。そして政府の役人は、道徳上や倫理上の意味合いではなく、財政上の、あるいは官僚的、政治的な意味合いを最重要視して行動していたようだ」
この一節に象徴される日本の未来は何処へ向かうのか?
いや、なかなか面白かった。
( ̄▽ ̄)

2012年4月4日水曜日

エチュード

今野敏。
渋谷、新宿の交番の目前で起こる無差別通り魔殺人事件。
被疑者は現行犯逮捕されるのだが、不可解な現象がベテランの刑事たちを悩ませる。
鍵を握るであろう善意の市民が姿を眩ますという事件の特殊性に対抗すべく、警察庁の心理調査官が特捜班に加わる。
犯人との心理戦が、美人心理調査官を悩ませるのだが、ベテラン刑事の助けにより、プロファイリングは一気に進む。
初めての捜査、男ばかりの帳場に戸惑う調査官を助ける刑事。
家庭に悩む刑事を救う調査官。
まずまず。(^-^)

2012年4月1日日曜日

初陣 隠蔽捜査3.5

今野敏。
暫く忙しかったので久しぶりの図書館。
竜崎シリーズ第四弾「転迷」を伊丹刑事部長の視点で描いている。
こちらの方が出版は先だけど…

降格人事を受けた大森署署長の竜崎と、小学校の同級生で入庁同期の刑事部長の伊丹。
タイプは違うが、難題をあっさり片付け、部下からの信頼も厚い二人のキャリア警察官僚。
世間は二人の仲と資質を特別視するのだが、二人が抱く感情は全く違うものなのである。
面白いのは、4では豪快なイメージの伊丹が見せる3.5でのギャップ。
コンピレーション作品として、2冊並べて読みたい。(笑)
( ̄▽ ̄)