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2019年3月14日木曜日

警視庁捜査二課・郷間彩香 ガバナンスの死角

梶永正史。
郷間彩香シリーズ第二弾。
捜査二課の特別調査第十五係の主任となった彩香は、特殊知能犯による詐欺犯罪を担当する班長として4人の部下を持つことになった。
なかなか面倒な部下たちをどう扱うか日々悩み続ける彩香には、刑事部長の吉田との関係もまた大きな悩みとなっていた。
そんな折り、結婚詐欺の捜査に就く彩香たちに捜査二課長から言い渡されたのは、二百人体制で行われている大型贈収賄事件の捜査対象になっている商事会社役員の横領容疑に関する捜査だった。
ハイヒールを封印した彩香は警察組織の体制を重んじた捜査を続けるが、捜査は思わぬ方向へ転がりだす。
第一弾から注目していたが、農作業の合間に図書館で発見したので迷わず借りてきた。
作風はmarble好み。
映像化するなら三十代前半の女優って上野樹里とか長澤まさみとか北川景子あたりがしっくりくるかなぁ。
(^-^)






2014年4月3日木曜日

警視庁捜査二課・郷間彩香 特命指揮官

梶永正史。

第12回このミステリーがすごい!!大賞作品。

贈収賄や詐欺、横領事件などの知能犯罪を扱う捜査二課の主任代理、郷間彩香。

三十二歳、独身、彼氏なしなのだが、見た目は決して悪くない。ブランドスーツに身を固め、まだまだすれ違う男の視線を集めるだけの力は持っている。

そんな彩香に、渋谷で発生した銀行立てこもり事件の捜査指揮官の特命が下る。

しかも、その指名は犯人側からされたものだった。

審査員の書評どおり粗削りな面はあるが、なかなかのエンターテイメント作品。

時々混じるコミカルな描写は、ちょっともったいない感ありだが、流石は大賞作品。

一気に読ませる展開は、作者の力量の高さを感じさせる。
( ̄∇ ̄)