2014年3月30日日曜日

ストーリー・セラー

有川浩。

「このお話は…どこまで本当なんですか?」

現実なのか、小説なのか。
読書好きの彼と作家の彼女が織りなす物語。

最初ほのぼの、中しんみり…からの折り返しに、読者の先入観を巧みに見越した切り返し。

Side:Bは、Side:Aの単行本化にあたっての書き下ろしなんだそうだが、この辺も本編と重なるところがあるんだよなぁ。

有川らしいと言えばらしい。
あ、本編流に言うなら「っぽい」か。

一気読み必至の切ないラブストーリー。
(^-^*)

2014年3月29日土曜日

正義をふりかざす君へ

新保裕一。

故郷を離れた男が、別れた妻の依頼を受けて長野に戻る。

地方の市長選を陰で操るのは、不正を行う企業を吊し上げることで名を馳せるローカル新聞社の社長。

故郷を離れなければならなくなった男が慕っていた新聞社社長は、ヤクザ者を使い男を襲わせる。

完全なアウェイからの奇跡の逆転劇。

但し、事の発端が分かった時点で後味は微妙。
まぁ、悪くはないストーリーなんだが。
(^-^;)

2014年3月23日日曜日

家族サービスの日

かみさんの企画。

イチゴ刈りからの諏訪湖一周。

諏訪のイチゴ園は予約が一杯で断念。
一路、伊那を目指して「みはらしファーム」にてイチゴを堪能。
女峰、章姫、紅ほっぺの三種類が食べ放題。
marbleは女峰が一番しっくりきました。

お昼はmarbleが学生の頃アルバイトしていた喫茶店へ。
あいにく、マスターとママは結婚式にお呼ばれのため不在でしたが、娘さんがお手伝いに来ていて、久し振りの再開。

高校駅伝の混雑を巧みに避けて諏訪湖へ。

普段泊まるのは憚られる高級旅館で自転車をレンタルして諏訪湖一周に挑みます。

まだまだ風が冷たかったけれど、1時間20分位で無事戻れました。
変速機のないママチャリでも何とかなるもんですな。(笑)

締めは長男リクエストの寿司。
たまには回転しないお店にしてみましたが、基本はチェーン店。(爆)

仲間と一杯のかみさんを飲み屋で降ろして帰宅。

あ〜、疲れた。

増山超能力師事務所

誉田哲也。

超能力を有する者が社会的に認められることを目的地として設立された「日本超能力師協会」。

その立ち上げに尽力した増山は、現在、探偵業を営んでいる。

事務所のエースであり増山の愛人でもある悦子。

サラリーマンから転職した健。

二級超能力師試験に合格し漸く正式採用された篤志。

見習いとして働く明美。

彼らを支える事務員の朋江。

様々な人生を抱えた彼らが、依頼を受けた調査をこなしていく。

「文乃」の事件を抱える増山の人物像がイイネ。

表紙の装丁から、単なるコメディかと思い読み進めてみたのだが、中身はしっかりしている。

誉田の懐は深いねぇ。(^-^)

2014年3月21日金曜日

代官山コールドケース

佐々木譲。

警視庁特命捜査対策室のエース水戸部は、捜査一課の朝香とともに、17年前の代官山女店員殺害事件の再捜査を隠密裏に行うよう命を受ける。

1980年代後半、バブル景気の末期から開発された瀟洒な雰囲気の街並と、そこに集まる特殊な人々。

そんな代官山で起きた殺人事件は、川崎で発生した強姦殺人事件とのつながりをみせる。

被疑者死亡のまま解決した事件を掘り起こすために与えられた時間は少なく、捜査員の増員も望めない。

同じく科学捜査研究所では内々の再鑑定を命じられた水戸部の友人である中島。

捜査を進める水戸部らは、代官山という独特な雰囲気に染められた人々の生活の裏側に踏み込む。

地層捜査の水戸部シリーズ。
(^^)

2014年3月15日土曜日

XperiaZ1

次男坊にスマホを買い与えた。

これで、スマホ4台と通話料用の携帯の5台契約になってしまった。

月々の支払額は…(≧Д≦)

2014年3月12日水曜日

逃亡医

仙川環。

帝都医大病院で研修医となり、北原総合病院の心臓外科医として働く佐藤医師。

真面目な勤務態度で腕もいいと評判だった彼が、大事な手術を目前に突然の失踪。

元中野警察署刑事課の刑事であった鹿川奈月は、彼と深い関係を持つ女性から捜索を依頼される。

僅かな手掛かりを頼りに佐藤医師を追う奈月は、彼の過去に疑問を持つ。

刑事ではない奈月が、全ての真実を知った時、彼を取り巻く人々との関係をどう清算するのか。

出張の移動時間でほぼ読破できてしまった。
なかなかいい出来。
(^^)

2014年3月11日火曜日

ローカル線で行こう!

真保裕一。

廃線間近のローカル線。

東北新幹線のアテンダント、ナンバーワンの名を欲しいままにした亜佐美が赤字まみれのローカル線の社長を引き受ける。

同じく、県庁から第三セクターの鉄道会社出向を命じられた鵜澤は、本庁に返り咲くための手はずを整えながら、赤字路線再建のために身を粉にする。

地域の熱意に支えられながら、赤字解消のためにその身を削る亜佐美と鵜澤。

いつしか、その思いは全職員の心に響くのだが、何者かによる妨害工作に鉄路存続の危機を迎えることに。

水面下で動く利権欲しさの役人や、復讐に燃える青年を伏線に添えて、ほのぼのした雰囲気に紛れた傑作が世に放たれた。

真保、こんな路線もありか!?と思わせるこの物語は、ベタだけど面白い。
(^-^)

2014年3月6日木曜日

欠落

今野敏。

以前読んだ「同期」の続編。

警視庁捜査一課殺人犯捜査第五係の宇田川。

特殊犯捜査第一係、通称SITに配属となった大石陽子。

そして、公安部公安総務係配属後に突然懲戒免職になった蘇我。

初任科で同期だった三人は、それぞれの道を歩んでいたのだが、陽子が世田谷区で発生した立てこもり事件の人質になってしまう。

時を同じくして、多摩川で発見された身元不明女性の死体遺棄事件の捜査に臨む宇田川に、音信不通だった蘇我から連絡が入る。

本人は自覚していないが、勘のいい宇田川は、二つの事件に共通する何かを感じ取る。

手掛かりの掴めないそれぞれの捜査の裏に公安のオペレーションが存在し、振り回される捜査員たち。

国、組織同士の軋轢を背景に刑事魂を描く今野の得意分野。
(^^)

2014年3月2日日曜日

綾香

黒野伸一。

死期が近づいた人の背後に現れる黒い影。
暗闇に吸い込まれる様にその闇は大きくなり、死の直前には、亡くなる時の様子が鮮明な画像となって現れる。

そんな特殊な能力を身に付けてしまった綾香。

死の意味を考えた続けた彼女は、死期が近づいた人に寄り添いながら、最期の瞬間に立ち会い続ける。

自らも辛い過去を持ちながら、幼い子供の運命を変えるために大胆な行動に出る綾香。

兄の死の真相に綾香が係わっていると疑念を持つ警視庁捜査一課の黒木は、単独で綾香を追い続けていたのだが…

まぁ、こういうジャンルもありではあるが、もひとつひねりが欲しかったかな。 (^-^;