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2012年3月10日土曜日

アンダー・ザ・ドーム

スティーヴン・キング。
2011年ミステリー&エンターテイメントベストテン海外編にて12位。
著者の長編小説としては、「ザ・スタンド」「IT」についで三番目の大作。
メイン州の小さな田舎町が、ある日突然透明なドームに覆われ、外界と遮断されてしまう。
ドームの中に取り残された人々は恐怖に押し潰される。
町を裏で牛耳る第二町政委員の愚かな私欲のために罪のない人々が殺され、また投獄される。
逃げ場のない閉鎖空間で悪事の限りを尽くす狂った若者たち。
奇怪なドームの正体を究明し、ドームを破壊するため、囚われの陸軍大佐を救うため、秘かに集結した良識のある僅かな住民たち。
ハロウィンを前に町の行く末はどうなるのか、そしてドームが創られた目的は何か。

終盤のごく僅かの部分のみ心安らげるが、ほとんどが暴力と虐待描写の連続で苦痛な読み心地。
作者の持ち味と恐怖小説としてはこんなものなんだろうが、marble的にはNO GOOD。
(-"-;)
忙しかったこともあるのだが、読破に10日も掛かってしまった…
口直しに次の本は何がいいかなぁ(-.-;)

2012年2月24日金曜日

秘密の窓、秘密の庭

スティーヴン・キング。
妻と離婚し、独り湖畔の別宅に暮らす小説家。
彼のもとに突然の訪問者が現れ、過去に書いた小説が盗作だと言い放つ。
身に覚えのない疑惑を晴らすため、当時の出版物を探すのだが、次から次へと災難が襲う。
愛する妻の情事を目の当たりにした時から、小説家の創造力は人知を超えてしまったのだろうか…
現実と創造が入り交じる恐怖。
あえて、鉄板のテーマを題材にした中編小説。

2012年2月22日水曜日

ランゴリアーズ

スティーヴン・キング。
ロスアンゼルス発ボストン行きの767夜間飛行便。
離陸後間もなく、数名の乗客を残しほとんどの乗客が忽然と姿を消してしまう。
彼らの腕時計や歯の詰め物、ペースメーカーなどを残して…
偶然乗り合わせたパイロットのブライアンは、消えてしまった乗務員に代わり、バンゴア国際空港に緊急着陸を試みる。
そこは全てが色褪せた世界だった。
そしてランゴリアーズと呼ばれる怪物たちが世界を貪り喰う音が近づいてくる…
モダン・ホラーの巨匠が描く恐怖。
まぁ、外れはありませんな。(^^;