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2024年1月8日月曜日

文豪、社長になる

門井慶喜。

小説家としと成功し、実業家としと失敗した菊池寛。

文藝春秋創刊者の生き様を文藝春秋社創立100周年にあたり著者が執筆。

読み応え十分。
(^^)

2016年2月3日水曜日

若桜鉄道うぐいす駅

門井慶喜。

鳥取県の山間部を走るローカル線の若桜鉄道。

わずか19キロしかないこの鉄道の駅の一つである「うぐいす駅」の駅舎を取り壊して病院を造ろうとする村長グループと、歴史的な建造物であるとの理由から保存を叫ぶ京都大学名誉教授を中心としたボランティア団体。

それぞれのリーダーは、ここ鶯村の尋常小学校で机を並べた竹馬の友であり、この物語の主人公は、村長の孫でかつ名誉教授の孫弟子という複雑な立場の大学院生の涼太。

祖父と名誉教授の双方から、駅舎の素性を洗い出せとの勅命を受けた涼太は、うぐいす駅の設計図に疑問を抱く。

なかなかに波乱な物語の結末は読まなきゃ分からないかな。
(^^)

2016年1月3日日曜日

こちら警視庁美術犯罪捜査班

門井慶喜。

警視庁刑事部捜査第二課の下部組織である美術犯罪捜査班は、岸すみれ警部補と新米刑事の三田村豪気の二人だけの職場である。

東京都内で美術品にからむ事件が起きた場合に、その解決の任に当たる特殊な捜査班に舞い込む事件とは。

すみれにほのかな恋心を寄せる豪気だったが、すみれには一人娘がいて、離婚した元夫はすみれ達が追う贋作美術商、天翔堂の社長大迫であった。

ロダンやらレンブラントやらゴッホなど、美術は分からないが、分かりやすいストーリーと伏線は、まあ読みやすい。
(^^)

2015年8月29日土曜日

ホテル・コンシェルジュ

門井慶喜。

大規模ではないが伝統もあり玄人からは高く評価されているホテルポラリス京都。

一泊21万円のエグゼクティブスイートに長期滞在する大学生の桜小路清永。

このカッコはいいが世間知らずのお坊ちゃんが持ち込む無理難題をしれっと片付けてしまうチーフコンシェルジュの九鬼。

業界内でも名の知られた九鬼の下で働く新人フロント係の麻奈は、いずれコンシェルジュになりたいと意気込んでいる。

本来のコンシェルジュの仕事とはかけ離れた清永の依頼に嬉々として臨む九鬼といつの間にか巻き込まれてしまう麻奈。

ドラマのホテルコンシェルジュとは何の関係もないのでご注意。(笑)
(^^)