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2025年9月2日火曜日

死因不明社会2018

海堂尊。

既刊「死因不明社会」から10年の時を経て、その後の10年間を振り返る内容が追記された本書。

Aiを取り巻く状況が赤裸々に綴られた著者のライフワーク。

夏場は大変忙しくなかなか時間がとれなかったのだが、ようやく読了。
(^^;)

2025年2月3日月曜日

プラチナハーケン1980

海堂尊。

ブラックペアン1988、ブレイズメス1990、スリジエセンター1991の原点。

東城大学医学部総合外科学教室を主宰する佐伯教授の下、ヒラ医局員の渡海征司郎は、かつての三羽烏の二人である佐伯清剛、桜宮巌雄の薫陶を受け、手術手技を磨いていく。

順調な渡海だったが、ある時アルバイト先の桜宮病院で外来患者のカルテに不審を抱く。
それは佐伯外科の深い闇への入口だった。

脈々と続く本シリーズ。
ちょっと、他の作品も読み返さないと理解が及ばないかも。
(^-^;)

2024年12月8日日曜日

コロナ漂流録 2022銃弾の行方

海堂尊。

コロナ三部作完結編。

コロナ禍の日本で起こった、バカな政治家とその取り巻き達による日本社会の崩壊をフィクションとして世に出した傑作小説。

これを読んで、いまの政治に怒りを覚えない者はいないだろう。

完結編とのことなのだが、これまでの伏線は回収できていないので、次作にも期待。
(^^)

2024年7月31日水曜日

ドクターM

海堂尊、久坂部羊、近藤史恵、篠田節子、知念実希人、長岡弘樹、新津きよみ、山田風太郎。

医療ミステリーを手掛ける人気作家8人の中、短編を集めた医療ミステリーアンソロジー。

初読の著者も3人いる。

既読の作品もあったが、読み返してみるのもいい。

Mって、ミステリーってことだよね?
(^^;)

2022年2月24日木曜日

医学のつばさ

海堂尊。

中学生医学生シリーズ第3弾。

薫たちの思いは踏みにじられ、巨大新種生物「いのち」は、口先だけの首相案件として日本政府に捕らわれてしまう。

「いのち」奪還のため強力な仲間の手助けを借りて動き出した彼らを待ち受ける運命は。

これまでの数々の海堂作品を知らないと理解に苦しむ内容が多いのだが、海堂フリークのmarbleとしては楽しく読めた。
(^-^)

医学のひよこ

海堂尊。

中学生医学生シリーズ第2弾。

「医学のたまご」から13年の沈黙を破り、曾根崎薫が仲間たちとともに帰ってきた。

大騒動の後も東城大学医学部に通い続ける薫が、仲間たちと洞穴探検で発見した巨大なたまご。

たまごから生まれた新種生物を「いのち」と名付けて育てる薫たち。

薫の出生の秘密が明らかになったり、田口センセや厚労省の火喰い鳥・白鳥をはじめ懐かしいメンバーが登場するなど、物語は海堂ワールドが炸裂するのだが、唐突に終わりを告げ完結編へと続くのだった。
(^^;)

2022年1月10日月曜日

コロナ狂騒録

海堂尊。

「コロナ黙示録」に次ぐ、混迷を極める現代日本を描くコロナウイルス小説。

著者の観察眼から導き出された政治の裏側や医療現場の奮闘が鮮やかに描かれたシリーズ第二弾。
(^^)

2021年12月25日土曜日

コロナ黙示録

海堂尊。

久し振りの海堂。

豪華クルーズ船から始まった日本のコロナ騒動に対応すべく、厚労省の火喰い鳥・白鳥圭輔が動く。

当然、その役目の一端は田口センセに丸投げされるのだが…

しかし本作の真意は、政権の体たらくや森友問題、公文書偽造など、その問題に対する市民団体の刑事告発を全て不起訴にしてしまった検察の対応を詳らかにしたところにある。

全日本国民が読むべき一冊。(笑)
(^^;)

2020年1月20日月曜日

氷獄

海堂尊。

本屋で久し振りに海堂の新作を発見し、すぐさま図書館に予約。(笑)

KADOKAWAのHPから引用。

「私が絞首台に吊されるその時、日本の正義は亡びるのです」

新人弁護士・日高正義が初めて担当する事件は、2年前、手術室での連続殺人として世を震撼させた「バチスタ・スキャンダル」だった。被疑者の黙秘に苦戦し、死刑に追い込めない検察。弁護をも拒み続ける被疑者に日高正義は、ある提案を持ち掛けた。こうして2人は、被疑者の死刑と引き換えに、それぞれの戦いを開始する――。(「氷獄」)

『チーム・バチスタの栄光』のその後を描いた表題作を含む、全4篇。

懐かしい顔ぶれが出揃う後の3篇もファンには嬉しい。
(^-^)

2018年6月8日金曜日

玉村警部補の巡礼

海堂尊。

チーム・バチスタシリーズ番外編。

玉村警部補と警視庁のデジタルハウンドドッグこと加納警視正の凸凹コンビが行くお遍路道中。

有給休暇を取り、歩き遍路に徹したい玉村と、合理主義者の加納は何かとぶつかりながらも決願を目指すのだが、二人の行く先々では不可解な事件が発生する。

そして、加納は桜宮で発生し壊滅させたはずの人生ロンダリングビジネスが四国で再稼働しているのではないかということを捜査するという目的もあった。

番外編ながら、この二人の個性的なキャラは意外と面白い。
(^^)

2016年7月8日金曜日

ランクA病院の愉悦

海堂尊。

本屋に並んでいたので中身もろくに確認せず購入。

読み始めてすぐに違和感があり、目次やら普段は最初に見ないあとがきやらを点検。

既読の「ガンコロリン」の改題作とのことでガッカリ。

皆さんご注意くださいませ。
(-_-;)

2016年2月27日土曜日

玉村警部補の災難

海堂尊。

バチスタシリーズの名脇役、玉村警部補にスポットをあてた短編4作品。

それぞれ、「このミステリーがすごい!」の中で掲載されたもの。

デジタルハウンドドッグと揶揄される警察庁刑事局刑事企画課電子網監視室室長、加納達也警視正の僕として、東城大学医学部付属病院の医師であり、Aiセンター長でもある田口公平とともに、毎回苦難の道を歩む玉村。

バチスタのスピンオフとして、軽く読める。
(^^)

2015年8月20日木曜日

スカラムーシュ・ムーン

海堂尊。

「ナニワ・モンスター」で描かれた関西最大の都市で発生した新型インフルエンザパニック。そこに見え隠れする霞ヶ関の陰謀に立ち向かう府知事。

このほとんど被害もないまま収束したキャメル騒動はまだ終わっておらず、霞ヶ関の陰謀は次の標的をワクチンに据えた。

これを予見したスカラムーシュこと彦根新吾は、加賀の養鶏場へ向かう。

新作のためこんなところで…

なかなかドラマチックで良かった。
2段組のページは好きじゃないんだが、面白さが勝り一気読み。
(^^)

2015年1月2日金曜日

このミステリーがすごい!四つの謎

このミス大賞作家4人による書き下ろし4編。

「残されたセンリツ」
中山七里

「黒いパンテル」
乾緑郎

「ダイヤモンドダスト」
安生正

「カシオペアのエンドロール」
海堂尊

去る12月29日、TBS系の特別ドラマとして一挙に放映された。

原作を読んでから観ようと思い録画してあるので、これから観てみよう。
(^^)

2014年8月13日水曜日

アクアマリンの神殿

海堂尊。

眠りの神であるモルフェウスと呼ばれるアツシ。

レティノブラストーマの治療のため人工冬眠を行った彼が今守っているのは、彼の眠りを献身的に支えた涼子である。

彼女もまた、彼女の意志によりオンディーヌの神殿に眠っている。

アツシの願いは、オンディーヌが無事に目覚めてくれること。

バチスタシリーズ初期から登場するアツシ、彼の「勇者になりたいであります」という一途な願いは叶うのか。

そして、まだまだ続きそうな物語の行く末は…

前作「モルフェウスの領域」を読み返したくなるなぁ。
(^-^)

2014年6月21日土曜日

ガンコロリン

海堂尊。

表題作を含む短編5作品。

著者の作品相関図によると、番外編の扱いだが、ジェネラル速水も登場するし、不定愁訴外来という単語も見受けられる。

端々にバチスタシリーズとの繋がりが垣間見えるので、じっくり探すのもまた一興。
(^^)

2014年6月6日金曜日

カレイドスコープの箱庭

海堂尊。

バチスタシリーズ最新刊。

これでもかと揃った関連作品と内容の充実ぶりはなかなかお目にかかれないが、最終章のさらに最終章って、いつまで続くの〜(笑)

東城医大で起こった誤診疑惑の内偵と、Ai標準化国際会議の主謀を押し付けられたグッチーこと愚痴外来の田口准教授。

高階病院長の懐刀と噂されるが、その切れ味は…

厚生労働省の火食鳥こと白鳥圭輔を始め、ジェネラル速水ら登場人物多数でそれなりにファンの心を掴む。

中短編的なストーリーだが、プロット的にはもっと詰め込んでもらいたかったかな。
(^-^)

2013年10月23日水曜日

輝天炎上

海堂尊。

前作「ケルベロスの肖像」が、バチスタシリーズの最終章だと思っていたら、とんでもない、またまた同時進行の別物語を用意してくれた。

「螺鈿迷宮」をはじめ、これまでの数々の名作のエピソードを散りばめながら、医大生、天馬大吉が医者を志した思いと、青春の偶像を描き出す。

碧水院の天使すみれ、幼なじみの葉子、天馬を慕う才女の深雪。
これほどのラッキーペガサスが、他にいるのか?

己の命運を背負い、東城医大の未来を掛けた骨肉の争いに巻き込まれた青年の眩しい日々を描きつつ、バチスタ最大の謎を白日の下にさらけ出した渾身の一作。

次もあるんじゃないかとキタイシテイイのか?
(^-^;

2013年7月6日土曜日

スリジエセンター1991

海堂尊。

バチスタシリースを総括するファン待望の最終章…かな?
といっても、時は遡り、田口先生も白鳥室長も出てこないのだが、彼らが彼らたるに至ったその謎には想いを馳せることができる。

医局員4年目の世良をストーリーの主軸に置きつつ、シリーズを支えた立役者が入れ替わり立ち替わりの大演劇。

東城大学医学部の雄、キングこと佐伯教授率いる総合外科教室に集いし、モンテカルロのエトワール、帝華大の阿修羅、脇を固める黒崎助教授、垣谷講師、華を添えるは、妖怪の名を授かる藤原婦長に可憐な花房看護婦。
そして、神が授けた才能を閃かせる後のジェネラルルージュ速水。
こんな配役、スゴすぎて映像化困難だろうな…

著者の独特な筆運びが、次のページを捲らせる。

久し振りの海堂。
納得の1冊。(  ̄▽ ̄)

2012年8月1日水曜日

ケルベロスの肖像

海堂尊。

最新作にしてバチスタシリーズの最終章。

「東城大学病院を破壊する」…という差出人不明の脅迫状。

碧翠院桜宮病院の不運な事故で亡くなったはずの忘れ形見が甦り、Aiセンターのこけら落としを間近に控えたセンター長の田口は何を思うのか。

これまでのシリーズが全て繋がり、ファンとしては感動もひとしお。

高階病院長にスポットをあてたプロットも、ブラックペアン1988とリンクしており高階ファンも納得の一作。
( ̄▽ ̄)