2014年9月29日月曜日

トッカンVS勤労商工会

高殿円。

トッカンシリーズ第二弾。

鏡が担当していた滞納者が自殺し、勤労商工会の弁護士である吹雪が代理人としてぐー子の前に現れる。

自らを正義の味方と言い放つ吹雪の言葉に揺れるぐー子であったが、自殺した食堂の主人の妻のわずかな綻びに気付く。

女の体裁、男の体裁。
誰もが作り上げる体裁に翻弄され、自らの体裁にも気付いたぐー子。

彼女は4年目の国税職員として独り立ちできるのか。

前作からかなりパワーアップし、登場人物も充実してきた。さて、三作品目はどうかな。(^-^)

2014年9月25日木曜日

トッカン 特別国税徴収官

高殿円。

東京国税局京橋税務署の特別国税徴収官であり「死神」と呼ばれる鏡は、ゼネコンと税務署ぐるみの収賄事件で責め立てられたこの支店を立て直すため、本店である国税局から遣わされたエリート徴収官である。

トッカンと呼ばれる鏡をサポートするのは、言いたいことを言えずに「ぐ」と詰まってしまい、みんなから「ぐー子」とあだ名される新米徴収官の鈴宮深樹。

井上真央主演でドラマになったが全く観ていないので、そちらは分からない…

税務署に敵意を持ちながらも、自ら税務の道に進んだ深樹。

鏡の過去や、滞納者の苦悩を知った彼女は、それまでの自分の仕事ぶりを振り返り成長していく。

高殿は、前に読んだ本が好印象だったので、図書館に並んでいたシリーズ3冊を借りてきた。
( ̄∇ ̄)

2014年9月20日土曜日

桃ノ木坂互助会

川瀬七緒。

横浜ふ頭にほど近い桃ノ木坂町。

ここ十数年で開発され姿を変えた街並みと、やっかいごとを持ち込むよそ者たちを排除したいと立ち上がる老人たち。

互助会という老人会を隠れ蓑にして、10人の特務隊員を率いる元海上自衛隊海曹長の熊谷光太郎は、やっかいごとの芽を摘み、町の平和を裏で守る司令塔として余生を過ごしていた。

次のターゲットとなった若者、武藤への砲撃を始めた彼らだったが、武藤の反撃により特務隊員ではない老婆が瀕死の重傷を負わされる。

特務を遂行する光太郎たちは、武藤への対応をエスカレートさせていくのだが、彼が他の誰かにも狙われていることに気付く。

結末はなかなかのどんでん返しもあり、作り込みはまずまず。
(^^)

2014年9月19日金曜日

キーケース

北海道で学生をしている姪っ子に頼まれて、キーケースを作成。

本人ご所望の赤い型押し革を表にして、内側は柔らかめの薄い黒革で全面補強。

型紙を起こした時は、折り畳んだ状態で四隅を丸面取りにしようと考えていたのだが、実際に切り出してみたところ、革が柔らかすぎてキレイに切り出すのが難しく、泣く泣くオーソドックスなスタイルに変更。

三つ折りの左側が遊んでいる気がしたのでポケットを仕込んでみた。

フラップは丈夫にしたかったので、この面だけは黒革2枚を貼り合わせた。

ポケットの窓からのぞく赤革の床面がアクセントにもなり、思いのほかイイ感じに仕上がった。

姪っ子曰わく、売り物みたいと高評価。
(^^*)

2014年9月15日月曜日

稲刈り

昨日から今年の稲刈りが本格始動。

marbleもイセキのフラッグシップを駆って稲穂の大海へ乗り出しました。

マイナーチェンジで今は123馬力らしいですが、我が家のHJ6120は120馬力の6条刈り。

初日に刈刃を交換したので、本日の切れ味は新車並み。(当たり前か)

刈り取った籾を受け入れる乾燥施設のトラブルで思ったほどに捗りませんが、近年の機械の性能は目を見張るものがありますな。

marbleの視点をパノラマで撮影してみましたが、遠景が分からないので、コンバインのカタログ写真に、なっちゃいました。
(^^;)

ミドルウォレット−マイナーバジョンアップその4−

続き。

それでは完成品の比較。

左がオリジナル、右がマイナーバジョンアップ。

オリジナルより高さが大きくなったことで、よりミドルウォレットらしく。

内装のボタンは見えないことだけでなく、ボタンの頭で反対側のカード入れに跡がつくのを防ぐ効果も。

全体的な厚みはオリジナルの使用感が出てきたため比較になりませんが、小銭入れのフラップを二重にしてしっかりさせたので、札入れを折った状態の形は満足の出来。

綺麗にラッピングして義理の妹の元へ送り出しました。
気に入ってもらえるといいのですが。
(^^;)

ミドルウォレット−マイナーバジョンアップその3−

続き。

カード入れを貼り合わせたところ。

事前に打った縫い穴をキチンと合わせないと後で縫えません。要注意。

小銭入れもひたすら縫うべし。

最後に札入れを縫い合わせ、ジャンパーホックを打ったらほぼ形になります。

コバを磨きあげ、銀面をオイルで仕上げたら完成!
(^o^)

ミドルウォレット−マイナーバジョンアップその2−

続き。

パーツを仮組みして、菱目打ちで縫い穴をあける。
要所に下穴をあけて糸で仮止めするとズレないし、裏側を確認する時も気を使わなくてグッド。

まずは札入れの内革と小銭入れ、カード入れのベースの固定部分。
この固定のために縫った隙間にカードを入れることができるので今回拡大して使いやすくしたのだが、前回同様かなりクリティカル。

小銭入れ、カード入れ、札入れの表裏も同様に縫い穴をあける。

縫い穴をあける時のポイントというか、marbleが気にした点を覚え書き。
・カード入れはベースの上に薄手の革を5枚重ねにしてあるので、入口の皮の縁に穴をあけない
・小銭入れの折り返しで先に縫った穴と固定時の穴は同じにする
・札入れは表と裏で横方向の長さが異なるので、札入れを折った状態を確認しながら縫う位置を決める

ひと通り縫い穴をあけたら、全部バラします。

ミドルウォレット−マイナーバージョンアップその1−

前回作ったミドルウォレット。

しばらく使ってみて不具合を確認。

大したことではないのだが、改善できる部分を洗い出し、再度型紙をおこしてみた。

■改良点■

・内装取り付け部のカード入れを拡大するため、ウォレット自体の高さを1センチ拡張
・小銭入れのボタンをマグネットにして、フラップの外にはボタンの金具が出ないように二重フラップに変更
(パーツ点数1点の増)
・同じく小銭入れの胴部分のヘリを折り返し仕様に変更

基本的な構造は踏襲した上で、マイナーバジョンアップにより高級感を狙う。

型紙の上に載せたのがオリジナルのウォレット。少しだけ高さが大きくなっている。

小銭入れは使いやすさと見た目を重視した。

製作工程の続きは次回。
(^^*)

2014年9月14日日曜日

渋谷署強行犯係 虎の尾

今野敏。

残念ながら未読のため詳細は分からないのだが、「渋谷署強行犯係」はシリーズものの様な雰囲気。

渋谷署刑事課強行犯係の辰巳刑事が通う整体院の院長、竜門。

辰巳が、武道の達人でもある竜門を訪ねる理由は、慢性の腰痛の治療だけではなかった。

渋谷にある宮下公園で起きた傷害事件。

半グレの若者たちが、一瞬で肘や肩の関節を外されるという奇妙な内容を聞かされた竜門の元に、かつての師匠であり、現代の武士と呼ばれる沖縄空手の達人、大城が姿を見せる。

捜査協力に乗り気ではなかった竜門だったが、大城の只ならぬ様子から何かを感じ取り、大城、辰巳らと深夜の宮下公園に赴くのだった。

警察と武道という今野の得意分野が融合された作品。
若干癖はあるが、まぁまぁかな。
(^_^;)

2014年9月12日金曜日

星星の火

福田和代。

日中国交正常化の1972年には5万人弱でしかなかった在日中国人は、現在70万人を超え池袋界隈は新華僑の街と化している。

警視庁保安課の上月と警視庁警備部教養課内に設置された警視庁通訳センターで中国語を専門にする通訳を行う城は、長年の同僚でお互いを認め合っている。

別居中の妻、凛子から助けを求められた城は、彼女が勤める人気ヘアサロンへの嫌がらせと凛子へのストーカー被害について個人的な捜査に乗り出す。

上月が追う中国人による違法賭博の捜査とリンクしながら、様々な事件の裏に潜む中国人集団の存在に辿り着いた城は、愛妻と愛娘を目の前で誘拐されてしまう。

規律を重んじることのない竜生九子と名乗る粗暴な中国人集団に城と上月はどう立ち向かうのか。

古き時代から日本に住まう古参の中国人たちの心の思いが聞こえるか。

福田にしては硬質なストーリー。
これはこれでいいんじゃぁないの。
(^-^)

やっちまいました

10日の深夜、充電台に置いてあったスマホを取り上げたところ、手からすべり落ちてしまい、下にあったカバンの上部の縁に画面側から落下。

クッションになって良かったなぁと思いながら拾い上げたところ、画面がチカチカ点滅…

画面にひび割れが走り、ものの数分で全くタッチパネルが反応しなくなりご臨終。

電源は入るのだがタッチ操作が一切できず、PC接続してもロック解除できないためアクセス不能、本体メモリからのサルベージは断念。

結局、auの 交換用携帯電話機お届けサービスに申し込んだところ、翌日には交換機が到着。(^_^;)

早速、最低限の設定をしたので覚え書き。

■電話帳:SDカードに保存しておいたvcfファイルをインポート
■本体保存の写真:虫の知らせか、前日にauCloudにバックアップしていたので、状態を確認だけして後日対応とする
■Wifi:家の無線LANに接続
■Googleアカウント:個人と野球チームの2つを登録。個人のみデータの同期を設定
■アプリ:
・ジョルテ
・ATOK
・Pixlr Express
・JwwViewer
・MyScriptCalk

とりあえず7割方の復旧が完了。

データがほぼ復活できたのは不幸中の幸い。
バックアップはマメにしとかなきゃ。
(^^;)

2014年9月6日土曜日

マスカレード・イブ

東野圭吾。

前作「マスカレード・ホテル」でコンビを組んだ警視庁捜査一課の新田浩介と一流ホテルのフロントクラーク山岸尚美。

彼らが出会う以前、二人がすれ違う事件があった。

新田の優秀さと、尚美の過去が垣間見える短編4作品。

客の仮面を守り抜く尚美と犯人の仮面を暴く新田。二人が出会う前のそれぞれの物語。

東野圭吾、間違いなし。
( ̄∇ ̄)

2014年9月1日月曜日

財務省の階段

幸田真音。

表題作を含む短編6作品。

ジャンルとしてはとても珍しく経済ホラーもの。

せっかくのアドバンテージなのだから、各作品とも、もっと練ったり膨らまして欲しかったかな。

「日本銀行の壁」などはラストが中途半端感ありありで消化不良。
(--;)