2011年7月30日土曜日

天使の報酬

真保裕一。
ドラマ化された「外交官・黒田康作」の原作らしいのだが、ドラマは観ていない。
捜査権を持たない外交官が、外務省、警察庁の利益争いに巻き込まれながら、刑事にも負けない活躍を見せる。
サンフランシスコ総領事館で環太平洋農水相会議の対応に追われる邦人保護担当領事の黒田のもとに一本の捜査協力依頼が舞い込む。
行方不明の元官僚の娘にテロの疑いがかかり、行方を捜す黒田は過去の事件の真相にたどり着く。
緻密な伏線の張り加減がいいねぇ。
( ̄∀ ̄)

2011年7月24日日曜日

うたう警官

佐々木譲。
警官シリーズの原点。
以降の作品に登場する警官たちが一同に。
北海道警の裏金問題の証人として議会の百条委員会に招致された一人の警官。
警察官僚キャリアの下世話な行動を隠す為に婦人警官殺しの濡れ衣を着せられ、口封じの射殺命令が下る。
組織ではなく正義を守りたい警官たちが独自の捜査を始める。
ラストのスピード感が息をもつかせない。
はっきりいって、面白い。( ̄▽ ̄)

2011年7月21日木曜日

オーディンの鴉

福田和代。
インターネットが普及し、恐ろしい早さで情報が伝わる現代社会。
一人の国会議員の家宅捜索を実行する直前、当の議員が自殺する。
時を同じくして議員の誹謗中傷がネット上に広まる。それは本来なら知ることの出来ない個人情報でもあった。
不審に感じた東京地検特捜部の検事達が情報を集めだした途端、オーディンの鴉(からす)と名乗る輩からの脅迫が始まる。
情報を自在に操る、姿の見えない神に立ち向かう術はあるのか。
福田のサスペンスは読み応え十分。
(≧∇≦)

2011年7月18日月曜日

メサイア 警備局特別公安五係

高殿円。
図書館で物色中にふと目にとまった。
国家公安委員会 特別公安五係はサクラと呼ばれる。
実態は特別殺人権を持つスパイの始末屋。
その訓練を受ける者たちは戸籍も国籍もない亡霊。
任務に失敗したサクラを救うことは誰にもできない。訓練生時代の相棒であるメサイアを唯一の例外として。
う〜ん、ハードボイルドとまではいかないかも…だが、まずまず。
(^_^;)

2011年7月13日水曜日

ナニワ・モンスター

海堂尊。
新型インフルエンザの発生により経済的な封鎖を受ける関西最大の地方都市。
誰も死なないインフルエンザの何が怖いのか。
そこには官僚たちの思惑が渦巻く。
海堂の一貫した主張が本作にも受け継がれている。
イノセントゲリラの祝祭ともリンクする。
( ̄▽ ̄)

2011年7月3日日曜日

夏季大会

本日から信越夏季大会が開幕。
長野市の県営野球場で開会式。
この後は各会場に分かれて試合が始まる。
我がリーグはC会場の犀川緑地へ移動し第三試合。
待ち時間が長いのも大変だわ。(>_<)