2011年1月31日月曜日

夜を急ぐ者よ

佐々木譲。
これはまた少し古い。1986年の作品。
劇場で出会った男女。男は判決を言い渡されるまでの一週間を女と過ごした。一生の思い出として。
ある事件をきっかけに偶然の再開を果たした二人。未来を描く女と、国外逃亡の準備を進める男。
待ち受ける結末は、いかにも佐々木的。

2011年1月30日日曜日

デパートへ行こう!

真保裕一。
東京駅近くの老舗デパートが100周年を迎える。
閉店後のそのデパートに集う老若男女。
バラバラだった点が線へと繋がりはじめる。
何となくホロリとさせる温かい感じは悪くない。
「ザ・マジックアワー」みたいなイメージを受けた。
暗闇ばかりで映像化は難しいかもしれないが、ストーリーは映画向きかも。
( ̄▽ ̄)

2011年1月28日金曜日

愚か者の盟約

佐々木譲。
1991年発刊。
まえがきから引用。
「本書は、冒頭の一文字から最後の句点にいたるまで、完全な虚構である。モデルもないし、現実の再構成でもない。」
現実の固有名詞をいくつも登場させるが、全くのフィクションだと言っているのだ。
30歳の若さで衆議院議員に当選した弁護士。彼を支える優秀な第一秘書。二人の父親は組合活動の同士だったのだが、その事は直接の話ではない。
主流ではないが、政権を取る事で社会を良くしたいと考える社会党の若手議員の不屈の戦い。
NTTやらリクルートなどの事件や固有名詞は、フィクションだと分かってはいてもリアルさを感じてしまう。
若干入り込みにくかったのだが、後半は一気読み。
( ̄— ̄)

2011年1月25日火曜日

地デジ化

世間はすっかり地デジなんだろうが…
ようやく我が家にも肉じゃない鹿さんがやってきた。(爆)
じじたちの居間にはケーブルテレビのセットトップボックスがあるのでデジタルになってはいたが、普段過ごしている部屋はアナログのままだったのだ。
妹の旦那さんからWoooのHDDレコーダーを頂戴して、本日設置。
レコーダーの置き場がなく、日曜大工魂に火が着きそうだったのだが、かみさんと子供たちの「早く地デジ化」しろ視線に耐えられず、テレビ周りの採寸もそこそこにホームセンターへ。
地震対策は全く配慮しないということにして、ちゃっちゃと設置。
チャンネルを設定したらば「アナログ放送」の表示のない画面が!!
(*´∇`*)
いゃあ満足、満足。
因みにテレビも同じく我が家で第二の人生を過ごしているもの。
まだまだ現役ッスよ( ̄▽ ̄)。
早速アジアカップの日韓戦を録画中のかみさん…

システマ

音波歯ブラシを購入。
普段夜は15分位丁寧に磨いているんだが、コイツは短時間で満足する磨きごごちが得られる。
想像してたより振動があって最初は戸惑ったが、慣れてしまえば力を入れずに磨けるみたいで、歯磨きのセオリーには叶っている。
できれば普段どおりのコンパクトヘッドに替えたいところだが、あんのかな。
(?д?)

2011年1月24日月曜日

飛ぶ想い

佐々木譲。
1992年初出の表題作を含む短編5作品。
どの作品もアメリカが関係しており、男と女の出会いと別れを描く。
今の作風とは大分趣が異なり、作者の名がなければ、それとは気づかないのでは?
まぁまぁ、いろいろなのがあるのはオッケーでしょう。
( ̄▽ ̄)

2011年1月23日日曜日

烈日

今野敏。
東京湾臨海署刑事課強行犯第一係、通称安積班の日常を描く著者のシリーズ作。
佐々木蔵之介主演でドラマ化もされている。
marbleは観てないんですがね。(-.-;)
表題作を含む短編8作品。
烈日−激しく照りつける夏の太陽のこと。
まぁ、そういう暑い日の一コマを描いているのだが、登場人物の検事も含めた熱きプロフェッショナルたちを指しているのだろう。
短編ということもあり読みやすい。
班長を取り巻く仲間たちがいい味を出している。
( ̄— ̄)

2011年1月22日土曜日

鹿肉

ニホンジカ。
あちらこちらで増えてしまって大変困っている。
狩猟免許を持つ上司が解体してくれて4キロほどを分けてもらった。
今日は10時から精肉作業。
モモ肉と前足の大きな部位はステーキ用に下拵え。ニンニク、ハーブ各種にオリーブオイルでマリネして冷蔵庫に。
ローズマリーバターも作ってみたので明日の夕食。
クビ周りとスネの肉はフードプロセッサーでミンチ。これで約1500g。
仕上がってみれば、こんなもんですが、筋膜を剥いだりスジを取ったり、結構大変でした。
キッチンの高さと体格が合わないせいか背中が疲れちゃいました。
さて、夜は仲間と一杯あるので、シェフmarbleのステーキは明日。
今日はミンチをかみさんがメンチカツ。
あ〜疲れた。(-_-;)

2011年1月21日金曜日

後悔と真実の色

貫井徳郎。
立て続けに起こる卑劣な事件。
その全てに関わる元捜査一係の刑事。
その優秀さと性格から、名探偵と呼ばれた元刑事が推理した殺人鬼の正体。
休みも取れない特捜の刑事たちが抱える抜けない棘。
真実はそっと心にしまい込む。
う〜ん、結構よかった。
( ̄— ̄)

2011年1月17日月曜日

悪性−マリグナント−

米山公啓。
病に倒れたときに、本当の健康を知る。
医師が患者の立場になったとき、初めて見えてくるもの。
また、失いかけて気づく家族の愛情。
奇跡も信じてみたくなる。( ̄— ̄)
marbleのキャラではありませんが…(-.-;)

2011年1月16日日曜日

エア・ホスピタル

米山公啓。
現役の医師。これまでに248冊もの著作があり、実用書から恋愛やエッセイまで幅広い。
もちろん医療モノ小説も多数。
1997年に発行された本作は、華々しくオープンした金持ち相手の道楽病院にひょんな事から担ぎ込まれた血管外科医が、テロに巻き込まれるというもの。
自らの存在意義を考え直した外科医の闘いが始まる。
たまには新規開拓でチョイスしてみたが、当たりだったみたい。
( ̄▽ ̄)

2011年1月15日土曜日

明日の空

貫井徳郎。
昨年出版された書き下ろし作品。
本日、図書館で4冊借りた内の一冊。
生まれも育ちもアメリカの帰国子女エイミーは、高校三年生になり初めて日本の高校に通うことになる。
高校生活は不思議な事件もあったが、それなりに充実していた。
大学生になったエイミーは、様々な危険から間一髪救われる。いつもその場に現れる人物の正体は…
最初は、学園モノかと思う様な内容だったが、やはりミステリーだった。
( ̄▽ ̄)
心が暖まりたいのならオススメ。

見当たり捜査官

戸梶圭太。
久し振りに変わったモノをチョイス。
というか、かみさんが図書館で借りてきたので。(^^ゞ
「見当たり」とは、何とも聞きなれないが、要するに、街中を観察し、行き交う人の人相から指名手配犯を見つけ出すという捜査を行う刑事のことらしい。
主人公はかつて警視総監賞をもらうほどの逮捕率を誇っていたのだが、今ではその姿を想像することもできない状態にまで下がりきってしまう。
挽回のチャンスを狙う日々を送るのだが、思う様にならないのが人生。
何となく、コミカルな場面があったりして、このままハッピーエンド?と思いきや…
最後の展開はハードな描写が続く。
(-_-;)
ふ〜ん、こういう作風なのか…
他の作品も読んでみるかなぁ。

2011年1月12日水曜日

ゴールデンスランバー(映画版)

堺雅人、竹内結子主演。
かみさんがDVDを借りてきたので早速観賞。
ストーリーはほぼ原作を踏襲しているが、枠の関係か細かな部分は省略されてしまった。
監視社会の一言で、原作の濃かった部分が無くなってしまったのはマニアには残念かな。
竹内結子がかわいかったので、まぁいっか。
( ̄▽ ̄)

2011年1月11日火曜日

巡査の休日

佐々木譲。
道警シリーズ。
前作「警官の紋章」ともリンクする。
よさこい祭りに賑わう北海道薄野を舞台に警官たちの一週間が描かれる。
小島巡査の銃弾に倒れた犯人が逃亡し、時を同じくして、その男がストーキングしていた女性に犯人からのメッセージが届くようになる。
小島巡査のマルタイ警護が始まった。
佐伯と小島の恋の行方も気になりますなぁ。

2011年1月9日日曜日

三九郎

年中行事で道祖神と結びついた祭りのひとつ。どんど焼きとも言う。
諸説あるが、marbleも小さい頃から慣れ親しんだ正月の子供たちの行事である。
まぁ、ほとんどお父さんたちが段取りをしなければいけないのだが…(笑)
今年も準備が完了。
昼から一杯頂いて、後は火をつけたら繭玉を焼いて無病息災をお祈りするのだ。( ̄▽ ̄)
さて、まだ時間があるので、もう一杯。(爆)

2011年1月8日土曜日

カウント・ダウン

佐々木譲。
北海道、過去に炭鉱で栄えたある市が財政破綻し、再建団体になった。
そして、まるで兄弟の様な隣市もまた、無謀な市政の結果同じ道を歩むことになる。
最年少の市会議員は、亡き父の想いと自らの信念を胸に抱き、市長選に出馬する。
出馬を決意させた、自称、選挙コンサルティングディレクターの思惑とは。
著者の警官シリーズとは大分異なる雰囲気。
まぁテーマが違うからそれはそれ。
なかなか面白かった。
( ̄▽ ̄)

2011年1月7日金曜日

ブルー・ゴールド

真保裕一。
金を産み出す水。
ペルーで行なわれた水道事業の民営化を巡る総合商社の戦いが生んだ悲劇。
犠牲者はいつも罪のない貧しい者たち。
過去の失敗を悔やむ企業戦士たちは、その想いを胸に、不穏な企みに立ち向かう。
長野県駒ヶ根市が舞台となる。もちろんフィクションなのだが、知ってる場所は親近感がわくよね〜。

2011年1月2日日曜日

二日目

朝からリトルリーグの正月マラソン。続けて必勝祈願のご祈祷を受ける。
昼は年末に水没した妻の携帯電話を購入するためauショップへ。
妻はソニー・エリクソンのCyber-shot携帯になった。3台続けてソニエリ。(^-^;)
31000ポイントをつぎ込み支払いは5000円程度で済んだ。
VISAのポイントを移行しておいたのが効いた。( ̄▽ ̄)
午後は魚津を目指してドライブ。
夜は親戚一同の新年会なのだ。
わざわざ遠くまで来る必要もないのだが、じじのワガママだで仕方ないわ…
温泉にも浸かって温まったので、後は呑むだけ。(≧ε≦)

2011年1月1日土曜日

灰色の虹

貫井徳郎。
冤罪がテーマ。
平凡というよりも、屈折した人生を送らざるを得なかった青年。
恋人ができた事で虹色の人生が開けたかに見えた。
しかし、その事がきっかけとなり、周りの景色が色を失っていく。
抗ってみてもどうすることもできない流れに飲み込まれる。
それは真実を無視した捜査と裁判の結果だった。
青年を有罪に導いた関係者が次々と亡くなり、一人の刑事が7年前の事件に辿りつく。
復讐は天が認めた正義なのか。

2011

新年あけましておめでとうございます。
正月だからといっても毎年そう変わり映えしませんねぇ…
テレビも大したものやってないし。
とりあえず、新しく頂いた年賀状への返信をしなくちゃ。