2011年1月1日土曜日

灰色の虹

貫井徳郎。
冤罪がテーマ。
平凡というよりも、屈折した人生を送らざるを得なかった青年。
恋人ができた事で虹色の人生が開けたかに見えた。
しかし、その事がきっかけとなり、周りの景色が色を失っていく。
抗ってみてもどうすることもできない流れに飲み込まれる。
それは真実を無視した捜査と裁判の結果だった。
青年を有罪に導いた関係者が次々と亡くなり、一人の刑事が7年前の事件に辿りつく。
復讐は天が認めた正義なのか。

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