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2015年3月3日火曜日

桃色東京塔

柴田よしき。

警視庁捜査一課の黒田岳彦は、ノンキャリアながらもそれなりに出世の道を進んでいたのだが、たった一度の捜査中のミスに悩み警察官であることを辞することを考えながら、一人捜査のために寒村へ赴く。

所轄署の捜査課では、村出身である小倉日菜子警部補が黒田のサポートにつく。

ほどほどにきれいで愛想のいい日菜子であったが、キャリア組だった夫が殉職し未亡人になったことで、自分の気持ちに整理がつけられない日々を過ごしていた。

人々が集まる東京と限界集落と呼ばれ消えていく寒村を舞台に人間ドラマを描く柴田の連作8話。

黒田と日菜子のすれ違いながらも引かれ会う関係と事件が絡み合い、物語はどこへ向かうのか。
(^-^)

2014年7月26日土曜日

クロス・ファイヤー

柴田よしき。

プロ野球大好きな著者が封印を解いたプロ野球もの第二弾。

プロ野球で男性選手と一緒にプレイする女性選手というフィクションなのだが、妙に現実味のある小説に仕上がっている。

以下、著書のあとがきから引用。

〜 プロ野球選手、という特別な仕事場に就いている女の子たち。その子たちの日常を、どこまで生き生きと描けるだろうか。彼女たちが実際にそこにいて、動いたり喋ったりしているような躍動感を、読者にうまく伝えられるだろうか。二人の女の子の「魅力」を、文字で浮かびあがらせることが出来るだろうか。 〜

まんまと、上手く描ききれています。

marble的には注目作家に急浮上。
(^-^)