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2024年4月11日木曜日

レジェンド・ゼロ1985

鳴海章。

ジークこと那須野治郎が主人公のゼロシリーズなのだが、久し振りに上梓されたゼロは、F-4ファントムを駆るジョーこと本庄智とソ連の重爆撃機Tu95のカピタン(機長)であるクラコフの2軸を中心に、時代は1985の米ソ冷戦の終盤の出来事を描く。

ふたつの台風が停滞する日本海に展開するアメリカの空母に必死の作戦で攻撃を加えようとするソ連の重爆撃機。

ホットスクランブルで飛び上がった日本の航空自衛隊はTu95を監視するのだが、予想外の動きをしたTu95。

ジョーはどんな行動を取るのか。

久し振りの航空モノ。
(^^)

2015年1月20日火曜日

失踪 浅草機動捜査隊

鳴海章。

知らなかったのだが、このシリーズ、以前に4冊も文庫化されていた。

今回は全編書き下ろしの新作なのだが、前の分を読まなくちゃ消化不良だわ。(笑)

警視庁機動捜査隊の班長になった稲田小町の24時間を追う本編。

事件の引きが強い小町に次々と襲いかかる些末な事件。

少女の失踪の裏に秘められた複雑な事情が一つの事件を複雑にしていく。

もしかして姫川玲子とかぶってもいいかもと思うのは、どちらの作者も贔屓だからかな…
(^-^)

2012年6月19日火曜日

マルス・ブルー

鳴海章。

軍神の憂鬱。
コールサイン「カゲロウ」ことイーグルパイロットの影坂はホットスクランブルで小松基地を飛び立ち悪天候の中消息を断つ。

不慮の事故で墜落したと思われていた彼のフライトブーツが7年の時を経て見つかった。

天才ファイターのカゲロウは生きている、その噂が意味するものは…

軍神たちが憂いを募らせた大国の驚異。自衛隊では叶えられないその体制を、赤星のドクロが叶えるのか…

航空サスペンスの雄、鳴海12年振りの書き下ろし戦闘機小説。
(^-^)

2012年1月5日木曜日

五十年目の零戦

鳴海章。
1995年の作品。
終戦の時、北海道十勝に秘密裏に隠された2機の零戦。
50年の時を越えて発見された零戦を飛ばすために神戸の自動車修理会社に集う訳ありの面々。
巨額の費用を負担する男の半世紀の思い。
鳴海の「ゼロ」シリーズとは異なる航空ロマン。
細かなディテールの描写がリアリティを生む。
( ̄▽ ̄)

2009年9月4日金曜日

冬の狙撃手

鳴海 章著。
鳴海の描写は実に細かい。
序盤、航空機のコクピットが描かれる。
全編に渡る、銃のディテールの描写も圧倒的だ。
作品としても、ストーリーは絶妙な伏線により奥行がある。
テロリストの正体が悲しかった。