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2019年2月6日水曜日

昨日がなければ明日もない

宮部みゆき。
杉村三郎シリーズ第五弾にして最新刊。
表題作を含む中編3作品。
図書館の予約順番がようやく回ってきた。
このシリーズの根底にある闇の部分がかなり色濃く出てきた感じ。
(^^;)

2019年1月10日木曜日

ペテロの葬列

宮部みゆき。
杉村三郎シリーズ第三弾。
今田コンツェルンの娘婿でグループ広報室の副編集長を務める三郎。
偶然乗り合わせたバスがジャックされ、犯人は自死を遂げる。
佐藤一郎と名乗った犯人の仲間から慰謝料を受け取った事件の被害者であるバスの乗客と運転手という奇妙な関係者たちは、佐藤一郎の正体を突き止めるため動き出す。
三郎の人生を大きく変える転機となったこの事件と平和であったはずの家庭に忍び寄る不穏な空気。
淡々としながらも深い内容の宮部ミステリー。(^^)
最新作は図書館で予約しているのだが、後18人待ち。(^^;)





2018年12月3日月曜日

希望荘

宮部みゆき。
「誰か」、「名もなき毒」、「ペテロの葬列」の主人公、杉村三郎シリーズ第四弾。
ちなみに、第五弾の「昨日がなければ明日もない」が絶賛発売中!
本屋に並んでいたが図書館で借りられたらいいなと思ってスルー。(..;)
私立探偵事務所を立ち上げた三郎に初仕事が舞い込む。
古いアパートに住んでいたおばあさんが亡くなったのだが、その2階に住む女性が亡くなったはずのおばあさんを街で見かけたという。
早速調査に乗り出した三郎は、関係者たちそれぞれが抱える問題を解きほぐしていく。
表題作を含む4話構成。
東日本大震災を絡めたストーリーも展開され、杉村三郎シリーズはいよいよ面白い作品になってきた。
(^^)





2016年2月9日火曜日

過ぎ去りし王国の城

宮部みゆき。

高校の推薦入学が決まり、ポスト受験生として周りより一足早く暇になってしまった真は、実家のカレーショップの手伝いで出掛けた銀行で展示されていた子どもたちの絵に目を留める。

混み合う銀行で偶然から古城のデッサンが描かれた画用紙を持って帰ってしまった真は、絵の中の世界が覗けるという不思議な体験をする。

絵の中の世界に入り込むことを切望する真は、協調性に欠けるが抜群に絵が上手なかつての同級生の珠美に声を掛ける。

珠美の協力で別世界へと乗り出した真たちは先客に出会い、この世界の目的を探り始める。

彼らの消耗と引き換えに明らかになるある少女の失踪事件と古城のデッサンが描かれた意図。

最期の賭けに出た真たちにはどんな変化が待つのか。

宮部らしいミステリー。
(^^)

2012年12月22日土曜日

レベル7

宮部みゆき。

見知らぬ部屋で目覚めた男は、隣に眠る見知らぬ女を見つめた。
彼女は一体誰なのか。
それに、自分が誰なのかも分からない。

時を同じくして、一人の少女が「レベル7まで行ったら戻れない」と謎の言葉を残して失踪する。

彼らのは腕には謎のナンバーが記されていた。

自分たちの記憶を取り戻すために動き出した二人と、少女を探す生命保険会社のカウンセラー。

悪夢のような真夏の4日間を描く。

彼らを結びつける忌まわしき過去の事件の真相。

宮部初期の傑作だけあって最後まで面白い。
推理小説とはかくありきか。
( ̄▽ ̄)

2010年6月20日日曜日

名もなき毒

宮部みゆき。
以前読んだ「誰か」の続編。
大企業の広報室に勤める会長の娘婿が、私立探偵の如く事件を解決していく。
それが自分の意志ではないのに、厄介事に巻き込まれていってしまうのは、主人公の優しさ故か。

2009年4月28日火曜日

模倣犯

宮部みゆきの代表作。
ようやく読破した。
長編なのだが、構成が切り替わる事で読者を飽きさせない。
様々な角度から物語の全体が語られるため、知らず知らずのうちに俯瞰している。
なかなか良かった。

2009年3月5日木曜日

模倣犯

宮部みゆきの代表作の一つ。
映画化もされた。
文庫本で全5巻の長編ものなのだが、最近は時間がなくて、あまり進まず、やっと一冊読み終えた。
一連の連続殺人の犯人が不幸な形で判明するのだが、果たして真実なのか?

2008年7月4日金曜日

SOMEBODY

「誰か」(宮部みゆき)
以前「火車」を読んでから、なかなか気に入っている宮部の著。
淡々とした表現なのだが、実にはっきりと登場人物の人となりが伝わってくる文章がいい。
結末に至る伏線が序盤にあって、読んでいる時にも気になったのだが、何とも巧みな構成にしてやられた。