2013年7月6日土曜日

スリジエセンター1991

海堂尊。

バチスタシリースを総括するファン待望の最終章…かな?
といっても、時は遡り、田口先生も白鳥室長も出てこないのだが、彼らが彼らたるに至ったその謎には想いを馳せることができる。

医局員4年目の世良をストーリーの主軸に置きつつ、シリーズを支えた立役者が入れ替わり立ち替わりの大演劇。

東城大学医学部の雄、キングこと佐伯教授率いる総合外科教室に集いし、モンテカルロのエトワール、帝華大の阿修羅、脇を固める黒崎助教授、垣谷講師、華を添えるは、妖怪の名を授かる藤原婦長に可憐な花房看護婦。
そして、神が授けた才能を閃かせる後のジェネラルルージュ速水。
こんな配役、スゴすぎて映像化困難だろうな…

著者の独特な筆運びが、次のページを捲らせる。

久し振りの海堂。
納得の1冊。(  ̄▽ ̄)

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