2012年5月17日木曜日

刑事のまなざし

薬丸岳。

夏目刑事シリーズの短編7作品。

法務技官としての職を離れ、30歳で警察官の道へ進んだ彼は、ある事件の被害者の父親でもあった。

法務技官として、罪を犯した少年少女の更正に情熱を注いでいた夏目をある日襲った悲劇。
少女たちを襲った犯人を捕まえることのみが彼の本心ではないだろう。
池袋の街を見つめる刑事のまなざしは何を憂うのか。

罪を犯す者の心理を巧みに描く警察小説。

なかなかいい。( ̄▽ ̄)

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