2019年4月10日水曜日

会社を綴る人

朱野帰子。
今朝からの降雪が雨に変わった夕刻、久し振りに図書館へ。
最近読んだ「海に降る」で気になる作家に急浮上した朱野の新しめの本を借りてきた。
華麗なる家族の次男として生まれた紙屋は10年間の派遣社員を経て小さな製粉会社の正社員となった。
終戦から4年後に創業した最上製粉株式会社は困難な時代を乗り越えて成長してきたが、二代目の急逝により32歳の若さで三代目となった輝一郎により急激な社内改革が進められていた。
総務部に配属されるも仕事はミスばかりの紙屋だったが、唯一の取り柄である文章を書くことは社内でも認められ始める。
同僚の榮倉女史の嫉妬や営業部長代理の渡邉の叱責に耐えながら、紙屋は自分がやりたいことに気づき始める。
夕飯の後に読み始めたのだが、思いの外のめり込み一気読み。
朱野、はまった。
(^-^)






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