2016年3月18日金曜日

任侠書房

今野敏。

任侠シリーズの1作目。

かみさんが図書館に要望していたものが正式に認められ、購入となったため貸し出しが回ってきた。

倒産寸前でヤクザに整理される運命の小さな出版社。

今どき珍しく任侠道を貫く阿岐本組の親分は、この出版社を手に入れ自らが社長の座に就く。

組のナンバー2である代貸の日村は役員として出版社の社員たちの間に入り、親分のワガママと癖のある編集者たちに振り回される。

シマ違いの出版社に乗り込んだ阿岐本組に纏わりつく所轄のマル暴刑事や広域暴力団の傘下である地元のヤクザに神経をすり減らす日村。

幾つもの問題を抱えながらも出版社の立て直しに明るい兆しが見えたとき、トラブルが日村たちを襲う。

軽く読めちゃう任侠シリーズ。
今野にはこんな作風もある。懐深し。
(^0^)

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