2023年12月12日火曜日
2023年12月11日月曜日
2023年12月7日木曜日
となりのナースエイド
知念実希人。
つい10日ほど前に上梓された新刊なので裏表紙から引用。
新人ナースエイドの桜庭澪は、星嶺大学医学部付属病院の統合外科病棟に配属された。
技術至上主義の天才外科医・竜崎大河と時にぶつかりながら、医療行為が許されない立場で患者に寄り添い、癒やしていく。
澪がナースエイドを志したのは、半年前に起きた凄惨な事件がきっかけだった。
ある日、澪の身辺に怪しい影が差し事件がまだ終わっていなかったことを知る…。
どんでん返しの連続に息を呑む、ノンストップ医療サスペンス!
なかなか穏やかではないストーリーに、そういえば知念の作品ってこんなだったかも、と思い出す。
あとは、空想の病気や医療技術が描かれるため現実感が薄い。
大きな謎が一つ残ったのもモヤモヤ感が消えない。
続編があるなら解決してほしいかな。
(^^;)
2023年12月5日火曜日
あなたが誰かを殺した
東野圭吾。
9月に上梓された書き下ろしのため、帯から引用。
8月の別荘地。
様々な家族が夏を過ごすためにやってくる。
総合病院を経営する夫妻と我が儘な一人娘、その婚約者。
大企業の会長とやり手の妻とその部下家族。
経営陣の妻と公認会計士の夫のパワーカップルと、中学生の娘。
別荘地に移り住んだ未亡人、その姪夫婦。
そして今は空き家になっている別荘。
彼らには、毎年恒例の行事があった。それは優雅なバーベキュー・パーティ。
いつもど通り開催されたその催しが、思いがけない悲劇の幕開けとなる。
事件に巻き込まれた家族たちは、真相を自分たちの手で解き明かそうとする。
そこに現れたのは、長期休暇中の刑事・加賀恭一郎。
久し振りに東野を読了。
京都出張のバスの中で一気に読み切る面白さ。
(^^)
2023年12月2日土曜日
ホワイ・ダニット 行動心理捜査官・楯岡絵麻
佐藤青南。
「エンマ様」シリーズ第十弾。
書き下ろし中編4作品。
絵麻と西野の美女と野獣コンビに筒井と綿貫という昭和の刑事コンビが事件を解決するために不本意ながら協力するという常道パターン。
これはこれでありなんだけれど、せっかくの脇役たちにも活躍の場が欲しいなぁ。
まだまだシリーズは続くという伏線が張り巡らされているので、今後にも期待。
(^^;)
2023年11月27日月曜日
スピノザの診察室
夏川草介。
代表作「神様のカルテ」シリーズとは若干趣が異なるが、夏川らしい医療もの。
10月の新刊のため帯から引用。
雄町哲郎は京都の町中の地域病院で働く内科医である。
三十代の後半に差し掛かろうとした頃、最愛の妹が若くしてこの世を去り、一人残された甥の龍之介と暮らすためにその職を得たが、かつては大学病院で数々の難手術を成功させ、将来を嘱望された凄腕医師だった。
哲郎の医師としての力量に惚れ込んでいた大学準教授の花垣は、愛弟子の南茉莉を研修と称して哲郎のもとに送り込むが…
久し振りに実書店を物色して入手。
夏川独特の文体は好きずきではあるが、この後の展開に大いに期待したくなる納得の物語。
こういうので、いいんだよね。
(^^)
2023年11月21日火曜日
マリスアングル
誉田哲也。
姫川玲子シリーズ第十弾。
10月の新刊のため帯から引用。
塞がれた窓、防音壁、追加錠…
監禁目的の改築が施された民家で男性死体が発見された。
警視庁捜査一課殺人犯十一係主任、姫川玲子が特捜に入るも、現場は証拠が隠滅されていて糸口はない。
犯人はなんの目的で死体を放置したのか?
玲子の天性の勘と閃き、そして久江の心に寄り添う聞き込みで捜査が進展すると、思いもよらない人物が浮かび上がってきて…
魚住久江が姫川玲子の部下として配属されて物語は新たなステージへ。
そして作中の言葉を借りれば、マリスアングルとは「悪意の捏造」。
全編を通して貫かれる悪意に玲子の心は乱される。
久し振りの姫川玲子。
誉田の作品は間違いない。
(^^)
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