2015年6月21日日曜日

朽ちないサクラ

柚月裕子。

米崎県警広報公聴課県民安全相談係の警察職員として勤務する森口泉。

ストーカー被害を訴える両親の被害届けの受理を先延ばしにした上、慰安旅行に出掛けた最中にストーカーによる殺害事件に発展した所轄署。

身内からのリークでもない限り慰安旅行の一件が外部に漏れるはずはないのだが、特ダネを抜いた地元の米崎新聞には泉の高校時代からの親友がサツ回りの記者として目を光らせていた。

親友を疑った泉であったが、その親友は一週間後に遺体で発見される。

警察官ではない一般職員の泉は、慰安旅行騒動の渦中にある3歳年下の同期、磯川とともに事件を洗い始める。

容疑者死亡のまま解決した事件であったが、ふとした綻びから黒幕の正体にたどり着いた泉。

公安警察と刑事警察、理不尽なことが多い組織を目の当たりにした泉が出した答えは。

伏線が気になるのに、残り30ページまで引っ張ってくれる。(笑)
(^^)

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