辻村深月。
新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、休校措置がとられたり登校日が限られてしまった学生たち。
茨城県立砂浦第三高校の二年生になった天文部の渓本亜紗たちの活動もまた厳しい制限の中、やりたい事が出来ずにいた。
東京都渋谷区立ひばり森中学校に通う安藤真宙は、男子生徒が真宙ただ一人という状況の中、理科部に入部する。
長崎県五島列島で旅館業を営む家庭に育った佐々野円は、長崎県立泉水高校の吹奏楽部に所属していたが、旅館を営む家の事情から友人たちに距離を置かれてしまう。
そんな時、留学してきていたクラスメイトの武藤柊から天文台に誘われる。
リアルな活動に制限が掛けられている中、彼らはオンラインでつながり、一つの目標に向かって動き出す。
それは、スターキャッチコンテストと呼ばれる、手作りの望遠鏡を使って星を観測するというものだった。
これを主軸に繰り広げられる青春群像劇。
昨年7月には本作原作の映画が公開されたのだそう。
そちらは観ていないけれど、きっといい映画になっていることだろう。
辻村らしいストーリーに没入間違いない。