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2020年4月18日土曜日

山岳捜査

笹本稜平。

長野県警山岳遭難救助隊でその実力に一目をおかれ入隊二年目には選抜昇任で巡査部長になった桑崎。

休暇を取り鹿島槍ヶ岳の北壁に趣味と実力養成を兼ねたアイスクライミングに後輩の浜村と臨んだ桑崎は、ヨーロッパアルプスの氷河を彷彿とさせるカクネ里で幕営する不審な三人パーティーの姿に一抹の不安を覚える。

翌日、鹿島槍ヶ岳北峰に登頂した桑崎たちは前日に例のパーティーが幕営していた付近に俯せに横たわる女性らしき姿を発見し直ちに救助に向かうのだが。

春を迎えつつある北アルプスを舞台に冬山の厳しさや山岳遭難に立ち向かう救助隊員の勇敢な姿を散りばめながら、殺人事件を捜査する刑事たちを丁寧に描く著者の最新作。

長野県が舞台というだけでも親近感が沸くのだが、ストーリーも申し分ない。

後半の桑崎たちの奮闘場面は臨場感が半端ない。
(^o^)

2019年12月6日金曜日

引火点 組織犯罪対策部マネロン室

笹本稜平。

シリーズ第2弾。

以前に読んだ1作目の「突破口」と併せて図書館で借りてきた。

暴力団や外国人犯罪集団などの組織的犯罪を横断的に取り締まることを目的に警視庁内に創設された総勢九百名を超える組織犯罪対策部。

それに伴い新設されたマネー・ロンダリング対策室は組織犯罪に関わる犯罪収益の資金洗浄、いわゆるマネーロンダリングを専門に取り締まる特命部隊である。

インターネット上の違法薬物販売サイトがビットコインで薬物を販売しビットスポットで現金化しているとの情報を得た犯罪収益解明捜査四係に所属する樫村たちは、仮想通貨取引所の一つであるビットスポットのCEOで気鋭の女性ベンチャー企業家として注目されている村松裕子との接触を計る。

なかなか隙を見せない彼女から「命を狙われているような気がする」との相談を受けた樫村は所轄の愛宕警察署と共に捜査に臨むのだが、犯人の手掛かりも掴めず事態は次々と拡大していく。

組織の縄張り意識に翻弄されながらも事件捜査にタッグを組む現場の捜査員たちの活躍とスケールの大きなストーリー展開に警察小説の新たな境地を開くか。
(^^)





2019年11月17日日曜日

最終標的 所轄魂

笹本稜平。

シリーズ第5弾。

警察庁刑事局長の勝沼巌が警察大学校の校長に異動するという噂が流れた。

出世と保身に汲々とするキャリアの悪弊とは一線を画す気骨があり、将来の長官もしくは警視総監と目される勝沼の異動は、政界を巻き込んだ疑獄事件の捜査を陣頭指揮したことに対する政界からの圧力であるとの見方が強かった。

城東署管内で発生した轢き逃げ事故の捜査支援に駆り出された葛城達は、被疑者である橋村幸司衆議院議員の三男を追うのだが、一歩の所で証拠の隠滅を謀られる。

葛城達は勝沼の意向を汲む息子の俊史ら捜査二課との合同捜査により、更なる巨悪の端緒を掴むのだが、重要な容疑者たちは次々と亡くなってしまう。

立法府による司法府への介入や、政治家は殺人を行っても逮捕されないという嘆かわしい状況に葛城達の正義の刃は切り込むことが出来るのか。

最終標的との決着はいかに。
(^-^)

2019年11月10日日曜日

危険領域 所轄魂

笹本稜平。

所轄魂シリーズ第四弾。

城東署刑事組織犯罪対策課に勤務する葛城。

その一人息子である俊史は刑事である父親に憧れて警察庁に入庁したキャリアで、刑事局長の肝煎り人事により警視庁刑事部捜査第二課理事官となった。

葛城たちが臨場した飛び降り自殺と思われる事案に対して俊史からの問い合わせを受けた葛城たちは、自殺ではなく他殺の疑いを抱く。

自らの進退をいとわず大きな疑獄事件を解決しようと考えている刑事局長とその意をくんだ俊史たちの捜査に協力する事になった葛城たちは、イレギュラーな捜査に戸惑いながらも事件の関係者を追い続ける。

福井県警を巻き込んだ広域捜査に意気込む葛城だったが、組織間の対立構造に悩まされ捜査の蚊帳の外に追いやられる。

そんな葛城を救うのが福井県警のベテラン捜査員の羽田と県警の報復人事で刑事から事務職に異動させられた田島だった。

葛城たちと羽田たちの所轄魂が困難な事件の真相を暴き出す。

終盤までかなりピンチだったのでこのまま終わりかなと思ったのだが、あっさり逆転。
ま、そうでないと次がないよね。(笑)
(^^;)







2016年7月4日月曜日

強襲 所轄魂

笹本稜平。

所轄魂第3弾。

年末の仕事納めの日に発生した立て籠もり事件。

猟銃を持った犯人は元SITの隊員で過去の突入時に犯人を射殺した経歴を持っていた。

犯人である西村から指名され唯一の交渉人となった葛城は素人ながら説得にあたるのだが、西村の犯行動機である警察組織の暗闇が明らかになるにつれ、執拗に西村を無力化しようとする公安と警備部のやり方に西村の主張が正しいものだと確信する。

警察庁キャリアで葛城の一人息子である俊史や所轄の仲間が集結し、警察の正義を貫くための闘いに挑む。

シリーズ化、今後の展開が気になる。
(^-^)

2016年3月27日日曜日

突破口 組織犯罪対策部マネロン室

笹本稜平。

警視庁組織犯罪対策部総務課に属する特命捜査部隊であるマネー・ロンダリング対策室。

外為法違反容疑で指名手配中の被疑者が他殺体で発見され、犯罪収益解明捜査4係の樫村たちはマネロン室として捜査に乗り出す。

被疑者の勤務先である共生信用金庫の応対に疑問を感じた樫村は、陰のフィクサーと名高い信金理事長の八雲との闘いに神経をすり減らす。

政財界を巻き込む八雲の動きにより圧力を掛けられた樫村たちに、組対部の仲間でありながら自らの力を誇示したがる4課の亀田が追い討ちを掛ける。

地道な捜査により信金の不正な動きの端緒を掴んだ彼らは、その先に巨悪の影を見つけ出す。

警察官として職務を全うしたいと願うマネロン室の面々は、自らを犠牲にする覚悟で最期の賭けに出る。

笹本、最近はまってます。
(^^)

2016年3月18日金曜日

失踪都市 所轄魂

笹本稜平。

所轄魂第二弾。

都内の空き家で発見された白骨化死体。
事件性はないとの大方の予想に反して、ベテラン検視官の見立ては他殺を裏付けるものだった。

管理官の俊史は、未解決事件の捜査にあたる特命捜査第三係を率いており、父である葛木や城東署の大原副署長らと共に小さなチームで捜査に臨む。

捜査上に上がる元警察キャリア官僚の名と葛木たちの捜査を妨害する圧力が捜査の筋道をより混迷させる。

得体の知れない怪物となった警察組織に立ち向かう葛木たちは、所轄魂を胸に聖戦に赴く。

本屋で物色していたら、第三弾も出てたので図書館に予約するかなぁ。
(^-^)

2016年3月6日日曜日

所轄魂

笹本稜平。

かつて警視庁捜査一課殺人犯捜査係に籍を置いた邦彦は、突然の妻との死別に自分を責め、自ら所轄への異動を申し出た。

そんな父の背中を見て育ち警察庁のキャリアとなった一人息子の俊史は、その後警視庁捜査一課の管理官に着任し階級は既に警視である。

邦彦の休暇中に起きた江東区内の殺人事件は、特別捜査本部を設置することとなり、俊史はその担当管理官として着任する。

強引なやり方で酷評される捜査一課殺人犯捜査第十三係や、総勢150名に及ぶ捜査員たちをまとめあげることが俊史の仕事となるのだが、これが初めての捜査本部詰めとなる息子のことを心配し、邦彦は捜査デスクとしてサポートにまわる。

新たに発見された死体の状況から連続殺人の様相を見せ始めた事件は、状況証拠からある人物が容疑者として浮上するのだが、邦彦の刑事の勘はそれを受け入れられない。

シリーズものだったので図書館でまとめて借りてきた。
意外といい感じ。
(^-^)