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2026年1月18日日曜日

気仙沼ミラクルガール

五十嵐貴久。

事実に基づく物語で、登場人物や団体などにはそのモデルがいると前置きされた創作小説。

大震災から半年が経った気仙沼で、高校にも行かず仮設住宅で引きこもり生活を送る詩織。

東京での夢が破れ気仙沼の写真館で働く隆一に、高校の大先輩でチョーが付くほどの面倒な人、通称サトケンさんから声が掛かる。
「おめえ、ミュージシャンなんだってな」

気仙沼のアイドルをプロデュースするというサトケンにまんまと丸め込まれた隆一と、そこに集いしアイドルを目指す詩織たち。

面白おかしくストーリーは進むのだが、ドンデン返しが待っている。

とても良かった。
(^-^)

2026年1月5日月曜日

コンクールシェフ!

五十嵐貴久。

第10回ヤング・ブラッド・グランプリ。
若手料理人の発掘と育成を旗印に開催され、エントリー資格は料理人歴10年未満だけという日本最大のコンクールである。

いよいよ始まるその決勝大会に臨む6人の若手料理人たち。

大会テーマである「十年ぶりに会う友人との夕食、その一皿」を彼らはどう表現するのか。

6人の料理人と審査員の心情を軽やかに描いたキッチンバトル。

素直に面白い。
(^o^)

2025年6月1日日曜日

交渉人・遠野麻衣子 ゼロ

五十嵐貴久。

シリーズ三部作の前日譚。

キャリアの警察官僚として警察庁に入庁した麻衣子に、突然の異動が発令される。

警察庁生活安全局から警視庁刑事部捜査一課特殊犯捜査第一班への異動と同時に三ヶ月間の交渉人研修に入った彼女は、石田警視庁の下、厳しい研修に身を投じた。

麻衣子が交渉人として目覚める原点を描く。

シリーズの続編にも期待したいが、本作によりストーリーに厚みが出た感じがする。
(^-^)

2025年5月25日日曜日

交渉人・遠野麻衣子 籠城

五十嵐貴久。

完全改稿シリーズ第三弾。

再び警視庁刑事部捜査一課特殊犯捜査第一係に配属されていた麻衣子は、喫茶店店主による客を人質とした立てこもり事件の前線本部へ派遣される。

上司であり交渉人の任に就いた岡部警視が犯人の銃弾に倒れ、その役目は麻衣子が引き継ぐことに。

犯人の目的が愛娘を殺した少年への復讐であると判明するが、交渉は相手に一歩リードされてしまう。

少年犯罪に対する現行法の在り方にも言及した著者の意欲作。
(^^)

2025年5月24日土曜日

交渉人・遠野麻衣子 爆弾魔

五十嵐貴久。

シリーズ第二弾。

高輪署経理課から警視庁総務部広報課に異動になった麻衣子が、国家公安委員長の講演会のため銀座のホテルで待機していると、非通知の着信があり、その相手は宗教団体の首謀者で現在収監中となっている御厨徹の釈放を要求してきた。

再び交渉人としての職務に就くことを命令された麻衣子は、あらゆる情報を元に犯人との交渉に臨む。

首都東京を人質に取られた警視庁が、2万人の警察官を配備するという異例の事態に。

麻衣子たちは、爆弾魔の手から東京を救えるのか。

テンポよく進行するが、終盤の伏線回収が素晴らしい。
全く予想できなかった点もあり、奥が深いんだわ。
(^-^)

2025年5月21日水曜日

交渉人・遠野麻衣子

五十嵐貴久。

原作の「交渉人」は、2003年に上梓された人気作なのだが、2010年以降の時代背景の変化からすると、古くなってしまっていた。

著者の長年の希望が叶い、大幅改稿の上、装いも新たに2023年に出版された本作とそのシリーズ。

一気に入手したのでじっくり読んでみる。
(^^)

2023年12月28日木曜日

奇跡を蒔くひと

五十嵐貴久。

三重県にある志摩市民病院と院長の江角悠太さんをモデルに、地方の自治体病院が抱える問題を鮮やかに描いた著者の意欲作。

フィクションであると、あとがきには記されているが、限りなくリアルなエンターテイメントだと言えるのではないか。

評価高し。
(^^)

2023年3月4日土曜日

可愛いベイビー

五十嵐貴久。

「年下」シリーズ第三弾にして完結編。

大手飲料メーカーで広報課長を務める38歳の晶子と、PR会社の契約社員で24歳の児島くん。

年の差カップルをめぐる紆余曲折を描いたシリーズもいよいよ大詰め。

いわゆるラブコメジャンルの中でも異色なのではと思うが、ストーリーにはすんなり入り込めちゃう。
(^^)

2023年2月16日木曜日

PIT特殊心理捜査班・水無月玲

五十嵐貴久。

警視庁捜査支援分析センター、通称SSBCのコンピューター犯罪特殊捜査官の蒼井俊巡査部長。

IT企業でAIによるビッグデータ解析と未来予測システムの開発担当から警視庁に転職した彼は、特殊捜査班への転属となり、V事件と呼ばれる連続殺人事件の担当になる。

過去の事件で車椅子生活を強いられている班長の水無月玲の下集められた個性的な面々による少数部隊にスポットを当てながら、警察組織の闇や未解決事件、最先端捜査の手法を描く警察小説。

ほんわか路線の五十嵐作品に慣れていると、この手のミステリーが、著者のデビュー作だったことを思い出させる。

少し刺激強めではある。
(^^;)

2019年8月31日土曜日

リターン

五十嵐貴久。
著者のデビュー作「リカ」の続編らしいが、そちらは未読。
10年の時を経てリカという怪物が動き出した。
コールドケース捜査班の尚美は、慕っていた先輩刑事を発狂させ再起不能にしたリカを許せず彼女を追い続けていた。
また、親友である孝子は恋人であり優秀な刑事だった奥山をリカに惨殺され、自らの手で決着を着けようと考える。
そして尚美と孝子はリカを誘き出すことに成功するのだが…
ホラーサスペンスらしい構成とミイラ取りがミイラになってしまう結末が後味悪しなのだが、この手のモノはこうなんだろうね。
(^-^;




2019年8月26日月曜日

ウェディングプランナー

五十嵐貴久。
業界の中堅どころに位置するブライダルプロデュース会社に勤務するこより。

「ダンドリ十段」と呼ばれ数百組のプロデュースをしてきたベテランプランナーのこよりだったが、自分の結婚式を間近に控えマリッジブルーのただ中にいた。

様々な事情を抱えた新郎新婦たちの晴れ舞台を一つの誤りもなく進行させるべく今日もこよりたちプランナーは頭を悩ませるのだった。

時代の流れもあるのだが、イマドキの結婚式事情を織り交ぜたなかなか微笑ましいストーリー。

marble的には最後の一幕は納得いかないのだが、全体的にはよしとしよう。
(^-^;



2019年5月28日火曜日

こちら弁天通りラッキーロード商店街

五十嵐貴久。
友人の借金の保証人になり、その取り立てに追われることになってしまった笠井は、妻とも離婚し逃亡の身となる。
行き先も分からずに乗った電車の終点で降りた笠井は、弁天通りラッキーロード商店街と書かれたアーケードを通り過ぎ誰もいない寺に身を隠す。
翌朝、死に場所を探して寺の庭に出た笠井は商店街の住人たちから新しく来た住職と間違えられ、住人たちがポックリ亡くなるよう祈祷を行う羽目になる。
乗り気ではない笠井だったが、安定した生活が送れる様になり、住職として生きる道を考え出す。
ある日、シャッター街となった瀕死の商店街の組合長で自らも喫茶店を経営する木場にちょっとしたアドバイスをしたことで、笠井は予想もしなかった商店街の再生に巻き込まれていく。
こういうストーリーはホッコリするね。
(^^)




2019年5月22日水曜日

リミット

五十嵐貴久。
テレビ・ジャパン系列のラジオ局ラジオ・ジャパン。
深夜の生放送番組であるオールナイト・ジャパンの人気パーソナリティを務める人気お笑い芸人の奥田雅志は、番組の5周年を迎えていた。
奥田のやりたいように進めるこの番組は、奥田のコアなファンから人気を博し高い人気を得ていた。
この日ラジオ・ジャパンに届いた一通の自殺予告メールを見た番組ディレクターの安岡は悪戯とは思えず、奥田の番組で自殺を思いとどまるよう呼びかけたいと考える。
何の確証もないこのメールに対して公共の電波を使うラジオ番組の在り方と、あくの強い奥田のキャラクターの身の振り方に思い悩む安岡だったが、深夜1時番組はスタートする。
10年以上前のスマホやSNSが普及していない時代を描いている作品なので、現代だったらどうなるのかとふと考えてしまうが、終盤が良かった。
(^^)




2019年5月15日水曜日

ダッシュ!

五十嵐貴久。
私立春日部学園高校2年の井上健一、通称イノケンは陸上部の短距離ランナーで、1学年上のねーさんこと菅野桃子先輩のファンクラブ代表を自称している。
ファンクラブは元陸上部の悪友リョーイチとわび助に砲丸投げの選手であるメタボンの4名で構成される。
ねーさんは、スタイル抜群で8頭身の小さな顔は丁寧に作られた子猫の人形のようであり、陸上では県大会の常連で学業も優秀。そして学内では「お姉さま」的存在として君臨している。
そんなねーさんが骨肉腫に冒され右足を切断しなければならないと知った4人は献身的、いや盲目的にねーさんを支えるのだった。
ヘビーなシチュエーションを青春グラフティにまとめあげた本作。
サクッと読めちゃう面白さ。
(^-^*)




2018年9月1日土曜日

波濤の城

五十嵐貴久。

女性消防士・神谷夏美シリーズ第二弾。

またまたリサーチ不足で第一弾を読まずに図書館で借りてきてしまった。

が、しかし、単品としても十分楽しめるパニック小説。

全長300メートル、乗客数1,500名を誇る11階建ての豪華巨大クルーズ船メモリア・オブ・レインボー号。

4泊5日、神戸発博多経由韓国釜山クルーズツアーに出航した白亜の城に乗り合わせた銀座第一消防署に勤務する夏美とバディの雅代。

一見豪華に見えるクルーズ船だが、運航会社の経営状態の悪化による人員削減は限界を超えていた。

会社の圧力、政治的な思惑、そして自身の保身のために大型台風の近づく中出航を決断した船長の山野辺は、大型船の安全神話を振りかざし判断ミスを重ねていく。

逃げ場のない海上で起こる船舶事故の恐怖や極限状態の人間模様を様々な角度から描いた重厚な作品。

五十嵐は面白めな作品ばかり読んできたが、こんなシリアスでリアリティのある作品もいい。
(^-^*)

2018年8月17日金曜日

あの子が結婚するなんて

五十嵐貴久。

高校で同じグループだった女子5人組。

32歳の今も変わらぬ友情を守り続けてきた。

ある日、一番結婚とは縁がなさそうな美宇から婚約の報告が入り、美宇は彼女たちに結婚式でのブライズメイドを依頼してきた。

美宇とは一番古い付き合いで親友とも呼べるナナは、メイド・オブ・オナーを任されることになる。

新郎側もアッシャーと呼ばれる男性版のブライズメイドを立てることになり、ナナはそのオナーであり、新郎とは兄弟同然に育った従兄弟の英也と共に、美宇の結婚式に向け準備を進めることになる。

32歳独身そこそこにイケてるナナに巡ってきた英也との恋の予感。

美宇たちのワガママに振り回されながらも、ナナは自身の幸せを掴むことが出来るのか?

女のポジショニング争いって怖いよね〜って話。

(^-^;)

2017年4月19日水曜日

ウエディング・ベル

五十嵐貴久。

リサーチもせず図書館の書架で目についたので借りてきてしまったが、第1弾あり、そしてその後の話もあるという代物だった。

ご丁寧に前作のあらすじが書かれていたので、困ることはなかったが、どうせなら初めから読みたかったなと反省。

業界大手の銘和乳業宣伝部で課長職を勤めるアラフォーの晶子は、14歳年下の達郎と付き合っている。

結婚を前提にお互いの両親を説得しようと奮闘する二人だが、晶子の父は大反対でとりつく島もない。

そんな晶子は会社でも大ヒット商品の販売戦略を巡る販売部と宣伝部のトラブルに巻き込まれていた。

応援したくなるホッコリ感がいい感じ。

著者のエッセイによると、この二人にはリアルなモデルが存在するというのだが、現実の物語とは違うストーリーを描きだした。
(^^)

2017年4月6日木曜日

編集ガール

五十嵐貴久。


有楽町にある出版社の経理部に勤める齢27歳の久美子。

文芸以外はオールラウンドに手をかけて、それなりに成長したこの会社は、現社長が実権を握るワンマンな社風でも知られていた。

ある日のランチ中に会社から呼び出しを受けた久美子は、ワンマン社長から新雑誌の編集長としての重責を言い渡される。

訳あり社員たちと交際を隠している恋仲の学を部下に従えた新米編集長の苦難を描く。

分かりやすいといえばそれまでなのだが、奇をてらわないストーリーは好感度高し。
(^^)

2016年10月25日火曜日

キャリア警部・道定聡の苦悩

五十嵐貴久。

東大卒のキャリアとして県警への出向中に部下が犯した汚職収賄事件の責任を取らされた道定警部は、自宅待機の末警視庁捜査一課へ配属され、全く経験のない殺人捜査の任務に就くことに。

相棒となる山口ヒカルはプロポーション抜群の上凄まじい美人なのだが、仕事はしない、ワガママ放題、大食漢で、4年間でパートナーは9人も代わっているという。

容姿は全く冴えないド素人刑事の道定と問題刑事ヒカルのコンビに事件現場への臨場命令が下る。

不可解な事件ばかりを相手に凸凹コンビはどう対処するのか。

まあ、楽しく読める。
(^^)