ラベル 夏川草介 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 夏川草介 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2025年12月2日火曜日

エピクロスの処方箋

夏川草介。

スピノザの診察室、これが新たなシリーズだとすれば第二弾。

久し振りに本屋さんで物色。

10月の新刊のため、帯から引用。

大学病院で数々の難手術を成功させ、将来を嘱望されながらも、母を亡くし一人になった甥のために地域病院で働く内科医の雄町哲郎。
ある日、哲郎の力量に惚れ込む大学准教授の花垣から、難しい症例が持ち込まれた。
患者は82歳の老人。
それは、かつて哲郎が激怒させた大学病院の絶対権力者・飛良泉寅彦教授の父親だった…。

著者独特の文章も慣れてしまえば、心地良く読み進められる。

哲郎が抱く医師としての道や、新展開が期待できそうなラストシーン。

是非とも第三弾を出して欲しい。
(^-^)

2023年11月27日月曜日

スピノザの診察室

夏川草介。

代表作「神様のカルテ」シリーズとは若干趣が異なるが、夏川らしい医療もの。

10月の新刊のため帯から引用。

雄町哲郎は京都の町中の地域病院で働く内科医である。
三十代の後半に差し掛かろうとした頃、最愛の妹が若くしてこの世を去り、一人残された甥の龍之介と暮らすためにその職を得たが、かつては大学病院で数々の難手術を成功させ、将来を嘱望された凄腕医師だった。
哲郎の医師としての力量に惚れ込んでいた大学準教授の花垣は、愛弟子の南茉莉を研修と称して哲郎のもとに送り込むが…

久し振りに実書店を物色して入手。

夏川独特の文体は好きずきではあるが、この後の展開に大いに期待したくなる納得の物語。

こういうので、いいんだよね。
(^^)

2022年9月10日土曜日

レッドゾーン

夏川草介。

「臨床の砦」の続編として、この9月4日に発行された。

新聞に広告が出ていたので、本屋に立ち寄った際にすかさず購入。

読み始めたら案の定一気読み。

地元の病院の現役医師が書き上げたという点だけでも読みたくなるのだが、内容も素晴らしい。
(^o^)

2021年5月15日土曜日

臨床の砦

夏川草介。

「神様のカルテ」の著者として有名な現役医師である夏川のドキュメント小説が緊急出版。

先月末刊行のため帯から引用。

対応が困難だから、患者を断りますか?
病棟が満床だから拒絶すべきですか?
残念ながら、現時点では当院以外に、コロナ患者を受け入れる準備が整っている病院はありません。
筑摩野医療センターを除けば、この一帯にあるすべての病院が、コロナ患者と聞いただけで当院に送り込んでいるのが現実です。
ここは、いくらでも代わりの病院がある大都市とは違うのです。
当院が拒否すれば、患者に行き場はありません。
それでも我々は拒否すべきだと思うのですか?

命がけでコロナに立ち向かった小さな病院の知られざる記録。

地元の話しだけに出てくる病院が目に浮かぶので何とも切ない。
(^^)

2020年10月26日月曜日

始まりの木

夏川草介。

この9月末に刊行された新刊。
図書館にはまだ入っていなかったので本屋で購入。

国立東々大学民族学研究室の大学院生となった藤崎千佳は、偏屈だが優秀な民俗学者で准教授の古屋神寺郎と共にフィールドワークに出向く。

行く先も告げず「藤崎、旅の準備をしたまえ」と言われ引きずり回される千佳だったが、行く先々で民族学の奥深さと生きること、学ぶことの意味に気づかされるのだった。

当然松本も舞台となる連作5話。

神様のカルテの著者が紡ぐ遠野物語。
(^^)

ちなみに本家、柳田国男の遠野物語もmarbleの本棚に鎮座している。

2020年1月15日水曜日

勿忘草の咲く町で~安曇野診療記~

夏川草介。

神様のカルテは松本市内が舞台だったが、こちらは松本市郊外を中心に、サブタイトルにもある安曇野の風景をしっかり取り入れてくれた。

新刊のため内容にはあまり触れずに新刊案内から引用。(^-^;

「できることは全部やってください」「このまま看取りませんか?」
患者の数だけある生と死の在り方。
命の尊厳とは何か?
答えのない問いに必死で向き合う若き研修医・桂正太郎と、3年目の看護師・月岡美琴の奮闘を描いた感涙の4編。

神様のカルテとの接点があったり地元の病院が舞台だったりと、地元ファンとしては読み応え十分。
もちろん、ストーリーもグッとくる。
(^o^)


2019年2月20日水曜日

新章 神様のカルテ

夏川草介。
この2月に発刊された最新作。
我慢できずに本屋で買ってきてしまった。
紆余曲折を経て本庄病院から信濃大学医学部付属病院へ移り、大学院生となった栗原一止。
大学院生とは名ばかりで第四内科診療班第三班の副班長として新米医師を指導しながら外来と病棟を飛び回り、論文のための実験も行い、さらにはバイトで他の病院へ出掛けて行くという、およそ人間の生活とは程ほど遠い環境に身を置いている。
細君との間に愛娘が生まれ、様々な事柄に変化が生じていたが、元来が実直にして生真面目なこの内科医の医療に対する態度には一切の揺らぎがない。
独特な文体は著者のカラーだと割り切れるし、何より地元松本の風景が随所に表現されることは嬉しい。
新章のスタートに相応しいストーリーも一気読み必至。
(^-^)




2016年4月29日金曜日

神様のカルテ0

夏川草介。

一止と榛名の原点を描いた短編4作品。

松本を舞台に医学生時代の一止とその仲間たちの姿を描く「有明」。

物語の舞台となる本庄病院が数多の問題を抱えながらも救急病院へとして地域医療の砦となっていく「彼岸過ぎまで」。

一止が研修医として初めて癌患者と向き合う「神様のカルテ」。

一止のよきパートナー、榛名の強さと優しさの秘密を切り取った「冬山記」。

第五弾が待ち遠しい。
(^-^)

2014年10月26日日曜日

神様のカルテ3

夏川草介。

恩師の死からふた月ほどが経ち、相変わらずの忙しさの本庄病院に召喚された膵胆管造影のスペシャリストである美人女医。

ICUの重症患者を管理人しながら外来と内視鏡検査をこなし、夜間緊急の当直も行いつつさらに論文を書くという彼女のやり方を目の当たりにした一止は、己の信念に僅かな疑問を抱く。

患者に向き合うことについては常に真摯であったが、現在の医療の限界点で鑑別診断を下すことの重大さに気付いた一止は、新たな道に進もうと決意するのだった。

シリーズ3作目は書き下ろし多数で、本庄病院編を描ききった感。続編がもしあれば、大学病院編なんだろうな。
(^-^)

2014年10月22日水曜日

神様のカルテ2

夏川草介。

松本の一病院を舞台に、変わり者の内科医の奮闘を描く第二弾。

端々に描写される松本や信州のスポットが、地元民にはたまらない。(笑)

映画は観ていないが、CMでの
櫻井翔のセリフ「医師の話ではない。人間の話をしているのだ!」が、どこで出てくるのかとやきもきしたのだが、なるほどなぁの場面でしっかり登場。

病魔に倒れる先輩医師の秘めたる志と、親友でありかつての恋敵であった血液内科医の葛藤に、地域医療の何たるかを紡いだ、珠玉の一作。
( ̄∇ ̄)

2013年10月7日月曜日

神様のカルテ

夏川草介。

第10回小学館文庫小説受賞作。

櫻井翔、宮崎あおい主演で映画化もされた。

なんといっても、信州大学医学部卒の現役医師の作品で、松本を舞台としているところが、親近感が湧く。

地域医療の砦として、24時間365日体制で患者の受け入れを行う地域の基幹病院で、内科医として過ごす一風変わった医師、栗原。

彼を取り巻く可憐な細君と風変わりな御嶽荘の住人たち。そして病院の仲間と患者たちとのふれあい。

医師として、真摯に人の生き死にに寄り添う姿が好印象。
医療小説なのに、さくっと読めてしまう。

映画第二弾は来春公開予定だとか。

映画も観てみたいかも。
(^^)