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2015年5月31日日曜日

侵食捜査

安東能明。
赤羽中央署生活安全課少年第一係の疋田と、部下の晩嬢ことマコが捜査に当たる事件は、真相がつかめないまま容疑者だけが増えていく。

時代に流されるまま潰れていく地方の総合病院と、それを食い物にする医療コンサルタントを名乗る謎の集団。

過去を語りたがらない医師たちもまた暗闇を隠し続ける。

疋田と晩嬢の行方の方が気になるけれども、終盤の怒涛の展開は読み応えあり。
(^^)

2014年1月25日土曜日

第Ⅱ捜査官

安東能明。

高校で物理の教師をしていた経歴を持つ蒲田中央署刑事課組織犯罪対策係巡査部長の神村五郎。

この変わり者は、暴力団関係のあらゆる情報に精通しながらも潔癖で、並外れた捜査能力により難事件を解決に導くことで一目を置かれていた。

階級に無頓着な彼は、いつしか「第二捜査官」と呼ばれ、彼を擁した署長は、必ず出世すると言われていた。

入庁6年目の西尾美加は、神村の教え子であったのだが、何の因果か、今では同僚として働いている。

10月初旬のある日、被疑者の女性とともに取調室から忽然と姿を消した樽井警部補が、死体で発見される。

心中自殺という大方の見解に疑問を持った神村は、独自の人脈を駆使した秘匿の捜査で美加を振り回す。

いくつもの伏線が一つになる時、事件の真相が明らかになる。

練られたプロットが好感。
(^^)

2014年1月19日日曜日

限界捜査

安東能明。

かつて軍都と呼ばれた赤羽に、戦後作られた大規模団地。

50年あまりが経ち、老朽化した団地に住む者は減少し、老人の一人住まいや空き部屋が目立つ建物も多い。

ある日、葵ヶ丘団地に住む小学一年生の女児が行方不明だと母親から通報が入る。

赤羽中央署生活安全課の疋田は、相棒の晩嬢こと小宮真子とともに母親から話を聴くが、要領を得ない回答に不審な思いを抱く。

身代金誘拐に発展した後、願いもむなしく死体で発見された女児だったが、解剖の結果は乳幼児突然死症候群の可能性がありというものであった。

難航する捜査と、副署長からの執拗な横槍に悩まされながらも、事件の真相に近づいていく疋田と小宮。

己の欲望のために、ペドファイルに娘を差し出す母親たち。

団地という生活圏で繰り広げられる アンダーグラウンドの異常な世界。

まあまあ。(^^;)

2013年1月16日水曜日

12オクロック・ハイ 警視庁捜査一課特殊班

安東能明。

機動隊の水難救助隊小隊長であった川田警部補は本庁捜査一課特殊班、通称SITに配属され、落ち着かない日々を過ごしていた。

高層マンションの建築現場でタワークレーンが乗っ取られ、特殊班に出動命令が下る。

犯人は常識を逸した方法で逃亡を謀り、レスキュー隊の経験を持つ川田だけは、犯人を追いかける事ができたが…

犯人を取り逃がした川田は捜査本部から冷たい仕打ちを受けながらも、SITの仲間たちと共に犯人の手掛かりを追う。

大規模なゴミ焼却炉建設を巡る企業間の争いは、ファイナルを手に入れるために幾つもの命を犠牲にしていく。

社会の裏側をリアルにあぶり出したストーリーは、ある意味、問題提起的な社会派小説か。
(^w^)

2013年1月10日木曜日

撃てない警官

安東能明。

警視庁総務部企画課の係長として重責を担う柴崎警部は、部下の拳銃自殺の責任を一人で取らされる羽目に。

柴崎に責任を押し付けた上司への報復を心に抱きつつ、左遷先の所轄で様々な事件に向き合うことになる。

警務課長代理としての職務を肌で感じながら、自らも慣れない捜査に打ち込む。

エリート事務方からの転身は彼の警察官人生の転機となりうるか。

短編7作品からなるストーリーは、一つひとつも完成度高し。
(^^)

2013年1月7日月曜日

潜行捜査 一対一〇〇

安東能明。

一家三人の惨殺事件のデスクとして抜擢された警視庁捜査一課の幸本警部補。

現場にはこれでもかというほどの犯人が残した物証が溢れる。

特捜本部の指揮をとる身勝手な幹部と衝突した幸本は、左遷され杉並署生活安全課の係長となっていた。

ある日、別件捜査で当時、被疑者のものだとされていた指紋が発見され、幸本は単身秘匿捜査に乗り出す。

一歯車として捜査に臨む大勢の刑事たちと、事件全体を俯瞰する一人の元刑事。
結果を出すのはどちらか。

ストーリーよし、犯人像の設定もなかなか。
図書館で著者の作品を三冊ゲットしてきたが、幸先のよいスタート。
次も期待できるかな。
(^O^)