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2026年3月2日月曜日

ヒートアップ

中山七里。

関東信越地区麻薬取締官事務所捜査第一課の取締官である七尾究一郎。

彼は、持って生まれた特異な身体能力を駆使して薬物犯罪を取り締まることに異常な執着をみせるのだった。

彼らが目下追っているのは、ヒートと呼ばれるドイツの製薬会社が局地戦用に開発した兵士のための向精神薬、どんな人間をも人間兵器に変えてしまう悪魔のクスリ。

ヒートは渋谷辺りの子供たちに広がり被害は拡大する中、ヤクザやチヤイニーズマフィアといった連中もそれを手に入れようと躍起になっている。

捜査が難航するなか、七尾に近づく宏龍会渉外委員長を名乗る人物。

七尾はこの男と協力体制を取ることを決めるが…

最後のドンデン返しはちょっと想像できなかったので、著者にまんまと騙されたかも。
(^^)

2026年2月17日火曜日

災疫の季節

中山七里。

新型コロナウイルスの感染が広がる日本で、週刊春潮の副編集長を努める志賀。

反ワクチンキャンペーンを張る週刊誌達の中、春潮もまた同様の記事により販売部数を伸ばしていたが、志賀はこの状況に懐疑的であった。

志賀の高校時代からの友人である医師の伊達は、コロナ患者が押し寄せる医院で休みもなく診療を続けていたが、反ワクチンを掲げるカルト集団に襲われる。

襲撃の最中、首謀者だった男が医院の倉庫で死亡が確認され、医院にいた医療関係者、カルト集団そして患者たち75名がその容疑者となる。

コロナという緊急事態に襲われた社会で、刑事、医師、記者達それぞれの矜持を描きだす。

手持ちの本が無くなったので夕方に図書館で借りてきたのだが、一気読み必至。
(^^)

2025年6月20日金曜日

ヒポクラテスの困惑

中山七里。

シリーズ第六弾。

新型コロナウイルスの猛威にさらされる中、オンライン通販で財を成したセレブがこの感染症で亡くなるのだが、その姪と名乗る女性が、埼玉県警捜査一課を訪ねてくる。

対応した古手川は、彼女が話すその内容に戸惑いながらも浦和医大法医学教室の門をたたく。

真琴と古手川の関係も気になるところだが、偽ワクチンによる殺人事件というストーリーも唸らせてくれる。

次作もあるといいな。
(^^)

2025年5月19日月曜日

ヒポクラテスの悲嘆

中山七里。

シリーズ第五弾。

いわゆる引き籠もりとなった30代から60代の人間。

その親世代は当然高齢であり、自分たちが居なくなった時に、その人間たちはどうなってしまうのかを考えるものなのか。

高年齢者の引きこもりをベースに進行する中編連作5作品。

浦和医大法医学教室の助教となった真琴と、埼玉県警捜査一課の古手川刑事とのペアも板に付いてきた。

なかなか根深いところをテーマにしたなという感じ。(^^)

2025年1月4日土曜日

ドクター・デスの再臨

中山七里。

犬養隼人シリーズの一つで「ドクター・デスの遺産」の続編。

かつて20万円で安楽死を請け負っていたドクター・デスこと雛森いずみ。

投獄中の彼女を模倣した事件が発生し、犬養と高千穂は専従の捜査員として現場へ向かった。

続く安楽死事件で犯人はJKギルドを名乗っていることが分かり、犬養は東京拘置所へ向かう。

どんでん返しの中山が繰り出す結末は。

第三段弾にも期待したいところ。
(^^)

2024年3月3日日曜日

有罪、とAIは告げた

中山七里。

この2月の新刊のため、帯から引用。

東京地裁に勤める高円寺円は、中国製のAI裁判官「法神2号」のテスト運用を担当することに。
裁判のデータを入力すると、実際の判決文とほぼ同じものを弾き出すという驚くべき精度だった。
多忙を極める裁判官にとってこれは大きな福音となる。
歓迎ムードが高まる中、円は一人それを受け入れられずにいた。
そんなとき、18歳少年による父親殺しが起きる。
裁判長は、「法神」にシュミレートさせると言うが…。

人が同族を裁くという傲慢で神聖な行為の意味するところを、円は祖母の静からしっかり教えられて育てられたんだな。

この静おばあちゃんは、「テミスの剣」にも出てくる裁判官。

読み応え十分。
(^^)

2024年2月3日土曜日

闘う君の唄を


中山七里。

埼玉県秩父郡神室町。
へき等級二級のこの町の幼稚園に赴任してきた喜多嶋凜。

15年前のある事件以来、保護者会の言いなりになっている園の有様に、凜は、持ち前の勝ち気さで立ち向かっていくのだが。

お気楽お仕事小説かと思いきや、流石は中山。
しっかりと伏線を回収してくれる。

若干強引な幕引きなので、消化不良もあるのだが、まあよしとしよう。
(^^;)

2024年1月25日木曜日

切り裂きジャックの告白

中山七里。

刑事犬養隼人シリーズの原点。

先に次作以降を読んでしまっていたのだが、犬養の出自がよく分かったので良かった。

警視庁深川署の目の前、木場公園の中にあるイベント池の淵で発見された若い女性の遺体。

その遺体は何者かによって、全ての内蔵を持ち去られていた。

一人娘の見舞いのために訪れていた病院で部下からの知らせを受けた犬養は早速捜査本部に向かう。

翌日、十九世紀のイギリスを恐怖に陥れた猟奇事件を起こした切り裂きジャックを名乗る犯人から帝都テレビに一通の声明文が届く。

捜査陣を朝笑うかのように次々と起こる同様の殺人事件。

犬養たちはジャックの犯行を止めることができるのか。

そしてジャックの目的は何なのか。

スピード感のある展開と臓器移植というテーマの深さ、犬養という優秀な刑事の活躍、脇を固める魅力的な人物たちと、小説として出来上がっている。

他のシリーズの登場人物たちがチラホラと出てくるところもファンには堪らない。
(^^)

2024年1月19日金曜日

殺戮の狂詩曲

中山七里。

御子柴礼司シリーズ第六弾。

介護付き有料老人ホーム幸朗園。
一流ホテルのようなモダンな内装、一流のシェフによる食事に、手篤い治療。

入居一時金だけでも一千万円から二千万円がかかるこの施設で起きた入居者9名の惨殺事件。

事件を起こした被告人はここで働く介護士の忍野忠泰44歳。

国選弁護人となった御子柴は、この不利な事件にどう向き合うのか。

御子柴の真意と事件の裏にあった真相が明らかになったとしても、法による判決が変わることはない。

話の進行具合と残りページ数に違和感があったのだが、やはり終盤でしてやられた。
(^^;)

2023年12月11日月曜日

テミスの剣

中山七里。

埼玉県警浦和署に勤務する渡瀬は、捜査畑一筋で署内一、二を争う検挙率を誇る先輩刑事鳴海と共に浦和市内の不動産業者で起きた殺人事件の被疑者を逮捕する。

強引な取り調べで自白させたその青年は死刑判決を受けた後、収監先の東京拘置所で自ら命を絶った。

それから5年、元号が昭和から平成に変わって間もなく、別の事件で逮捕した容疑者が、あの事件の真犯人であったことを知った渡瀬は、周囲の反対を押し切り単身捜査を進める。

冤罪を題材とした警察小説は数多あるが、中山の用意した結末は驚きの一言に尽きる。
(^^)

2023年1月29日日曜日

復讐の協奏曲

中山七里。

御子柴礼司シリーズ第五弾。

東京弁護士会へ続々と届く御子柴の懲戒請求書。
それを煽動する「この国のジャスティス」と名乗る謎の人物。

その対応を始めた矢先、事務員の洋子が殺人の容疑で逮捕されてしまう。
彼女の弁護のため調査を始めた御子柴は洋子の隠された出自を知るとともに、30年前の事件にたどり着いてしまう。

シリーズを通して御子柴が犯した殺人事件が絡みつく。
免疫がついたのか、割とさらりと読めてしまった。
(^^;)

2022年1月31日月曜日

カインの傲慢

中山七里。

犬養隼人シリーズ第五弾。

たけしたの森緑地の雑木林で発見された少年の死体。

栄養失調の症状を呈してはいたが、司法解剖の結果によると死因は肝臓の一部を切り取られたショックによるものと報告された。

一向に判明しない少年の身元は意外な場所から情報がもたらされる。

孤高の敏腕刑事とクールな頭脳派刑事コンビが見いだす日本の現実。

ヒポクラテスシリーズから斯界の権威・光崎藤次郎教授が特別出演し、中山ファンには堪らない演出も。

BOOKOFFでいろいろ仕入れてきたのだが、暇に任せて読んでしまうのでまたまた手持ちが無くなりそう。
(^^;)

2022年1月24日月曜日

ドクター・デスの遺産

中山七里。

犬養隼人シリーズ第四弾。

警視庁通信指令センターに2日続けて通報してきた男の子。

彼は、悪い医者が来て父親を殺しちゃったのだという。

通報を受けた倉科恵子は、同期で刑事部捜査一課にいる高千穂明日香に内線を入れ、様子を見に行くよう進言する。

明日香とともに通報者の事情聴取を行い事件性を感じた犬養隼人は、葬儀会場から遺体を司法解剖に回す。その結果、血液中のカリウム濃度の異常な高さが判明し…

安楽死を望む者に安らかな死を与えるドクター・デスを追う犬養たち。

その犬養もまた、難病に苦しむ一人娘の父親であった。

日本では認められていない積極的安楽死をテーマに著者の筆が走る。

手持ちの本が無くなったのでBOOKOFFで調達したのだが、当たり。
(^-^)

映画化もされているので、アマゾンプライムで観てみようかな。

2021年11月16日火曜日

ヒポクラテスの悔恨

中山七里。

シリーズ第四弾。

本屋で見かけて購入。

新刊のため帯から引用。

斯界の権威・浦和医大法医学教室の光崎藤次郎教授がテレビ番組に出演した。

日本の司法解剖の問題点を厳しく指摘し、「世の中の問題の九割はカネで解決できる」と言い放つ。

翌朝、放送局のホームページに『親愛なる光崎教授殿』で始まる奇妙な書き込みが。

それは、自然死に見せかけた殺人の犯行予告だった。

早速、埼玉県警捜査一課の古手川刑事とともに管内の異状死体を調べることになった助教の栂野真琴は、メスを握る光崎がこれまでにない言動を見せたことに驚く。

光崎は犯人を知っているのか!?
やがて浮かび上がる哀しき“過ち”とは…?

安定の法医学ミステリー。
(^-^)

2020年9月13日日曜日

ヒポクラテスの試練

中山七里。

シリーズ第三弾。

本屋さんで見つけて図書館に予約しておいたものが届いた。

浦和医大法医学教室の主宰者であり棋界の権威と呼ばれる光崎藤次郎教授を腑分け屋呼ばわりする城都大学内科教授の南条が持ち込んだ案件は、自身のゴルフ仲間であった権藤氏が突然の肝臓ガンで亡くなったのだが、あまりに突発的な症例であるため解剖して死因を特定して欲しいというものであった。

疑問を抱いた光崎が解剖した結果、権藤氏の肝臓の下から嚢胞につつまれたエキノコックスが発見され、これを分析した国立感染症研究所は、突然変異体であると結論づけた。

パンデミックを危惧する光崎が助教の真琴と県警の古手川刑事に命じた難題を二人はどうクリアするのか。

そして原因を探る真琴たちがたどり着いた真相とは。

一気読み必至の第三弾。
次作にも大きく期待。
(^-^)

2019年12月15日日曜日

ふたたび嗤う淑女

中山七里。

最恐悪女度ナンバーワンの蒲生美智留が帰ってきた。

NPO法人女性の活躍推進協会の事務局長を務める藤沢優美。

働く女性たちの権利と地位の向上を目指して活動することを謳う協会は衆議院議員である柳井耕一郎の資金団体という裏の顔を持っていた。

資金繰りに苦慮する優美はスタッフの神崎亜香里に促されるままFX投資のアドバイザーだという野々宮恭子の事務所を訪ねる。

神憑り的な恭子の運用能力を見せられた優美は柳井事務所から6千万円を借り受け、さらにはヤミ金からも借金を重ね、全てを恭子に預けるのだが。

ありがちな序盤のストーリーには様々な伏線が張り巡らせられており、最期には驚愕の事実が明かされる。

これは、第三弾もあるってことかしら。
(^^)





2019年10月2日水曜日

ヒポクラテスの憂鬱

中山七里。
しばらく図書館ともご無沙汰だったので、家の本棚にあった「ヒポクラテスの誓い」と合わせて再読。
「全ての死に解剖が行われないのは、わたしにとって好都合である」というメッセージが埼玉県警のホームページに書き込まれた。
事故として処理された遺体の死因に疑問を呈するコレクターと名乗る謎の人物。
この連続する書き込みに対応することで疲弊する捜査一課の古手川と浦和医大法医学教室の真琴たち。
コレクターの真の目的は何なのか。
これって続編ないのかな。
(^^)




2019年6月7日金曜日

悪徳の輪舞曲

中山七里。
御子柴礼司シリーズ第四弾。
29年もの間疎遠になっていた実妹の梓が突然御子柴の事務所に現れ弁護を依頼してきた。
どの弁護士にも引き受けてもらえないという梓が語った内容は、旦那の殺人容疑で逮捕されたという母郁美の弁護だった。
肉親であることを全く無視して弁護に臨む御子柴だったが、その苦悩を側で見守る事務員の洋子はこの裁判の弁護から手を引くよう御子柴に進言する。
検察側優位で進む裁判に窮地に立たされる御子柴が繰り出すどんでん返しと母の告白。
このシリーズは後味スッキリとはいかない。
次回作があれば洋子の存在が気になるのだが、どうかな。
(^^)





2019年5月31日金曜日

恩讐の鎮魂曲

中山七里。
御子柴礼司シリーズ第三弾。
御子柴の過去が公にさらされてからめっきり仕事が減ったある日、御子柴はかつての担当教官であり贖罪の意味を教えられた恩師である稲見が殺人を犯したという新聞記事を目にする。
何の情報も集めないまま稲見の拘留先である川口署に向かった御子柴だったが、その面会は拒否されてしまう。
何かを隠したまま罪を認める稲見の無実を信じ突き進む御子柴。
情に流された彼はこの裁判の弁護で何を得るのか。
プロットも伏線の張り具合も抜群にいいが、全てが繋がってしまうのは都合が良すぎるか。
一気読み必至で寝不足になりそう。
(^-^)





2019年5月30日木曜日

追憶の夜想曲

中山七里。
御子柴礼司シリーズ第二弾。
世田谷で発生した殺人事件。
夫を手に掛けた被告人である妻は全面自供し、裁判は量刑を争うだけになっている。
この事案の現在の弁護人から恐喝紛いのやり方で弁護を引き継いだ御子柴は公判記録から減刑の糸口を探すのだが…
事件の真相もさることながら、そのバックボーンとなった御子柴自身が犯した過去の殺人事件との繋がりが緊迫感を生む。
この先、御子柴はどうなるのか。
気になるので、三作目も読み始めちゃうかな。
(^^;)