2014年9月12日金曜日

星星の火

福田和代。

日中国交正常化の1972年には5万人弱でしかなかった在日中国人は、現在70万人を超え池袋界隈は新華僑の街と化している。

警視庁保安課の上月と警視庁警備部教養課内に設置された警視庁通訳センターで中国語を専門にする通訳を行う城は、長年の同僚でお互いを認め合っている。

別居中の妻、凛子から助けを求められた城は、彼女が勤める人気ヘアサロンへの嫌がらせと凛子へのストーカー被害について個人的な捜査に乗り出す。

上月が追う中国人による違法賭博の捜査とリンクしながら、様々な事件の裏に潜む中国人集団の存在に辿り着いた城は、愛妻と愛娘を目の前で誘拐されてしまう。

規律を重んじることのない竜生九子と名乗る粗暴な中国人集団に城と上月はどう立ち向かうのか。

古き時代から日本に住まう古参の中国人たちの心の思いが聞こえるか。

福田にしては硬質なストーリー。
これはこれでいいんじゃぁないの。
(^-^)

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