相場英雄。
今年の頭に出版された書き下ろし小説。
警視庁刑事部捜査一課長の海藤、戸塚署時代に彼の部下であった兎沢は第四強行班七係に在職。そして、志水は公安部公安総務課に身を潜めていた。
兎沢と志水が、各々の道を歩まなくてはならなかった組織の思惑。
それは、海藤にも影を落とすものになる。
地道な捜査により事件を解決する刑事部と、国家を守るという使命に燃える公安部の血で血を洗う争い。
信じる正義が時と場合で変わってしまう非日常の世界に身を置く彼らに救いの時はやってくるのか。
決して交わらない轍が寄り添う時…
警察小説の二大テーマをこれでもかと盛り込んだ意欲作。
( ̄▽ ̄)b
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