池井戸潤。
大型水素エンジン、セイレーンの開発に9年間の研究人生を捧げた佃航平であったが、セイレーンの打ち上げ失敗に挫折、先代の社長が亡くなったことを機会に宇宙科学開発機構を辞し、家業の佃製作所の経営者になった。
こと、エンジンに関しては大企業をも凌ぐと言われる下町の中小企業に成長した佃製作所に襲いかかる災難は、突然の取引停止と、主力エンジンの特許侵害訴訟。
大企業の理不尽なやり方に翻弄される佃たちであったが、その優良な経営状況と高い技術力を高く評価する味方を得て窮地を脱する。
そんな折り、宇宙航空関係国内最大メーカーの帝国重工が 佃の持つ特許を買い取りたいと打診してきた。
諦めきれない夢と、生活の安定を望む社員たちの言葉に思い悩む佃。
過去にWOWOWでドラマ化されているらしいが、この面白さが引き出されているのか?
掛け値なしに面白い。(^O^)
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