有川浩。
かつての高知県庁に、「パンダ誘致論」を唱え、結果、県庁を去ることになった伝説の県庁職員がいた。
日の目を見ることのなかった独創的な計画が、二十数年の時を越え、形を変えて始動する。
高知県庁観光部に新設された「おもてなし課」は、比較的若い職員で構成され、入庁三年目の掛水は、中でも一番の若手になる。
熱意はあるが、公務員としての意識を変えることのできない彼らが、どんな企画で高知県の観光を盛り上げていくのか。
観光特使を委嘱された地元出身で人気作家の吉門から、辛辣な言葉で責められながらも、一筋の光明を見いだしていく掛水。
掛水と共に、孤軍奮闘する臨時職員の明神。
彼女は、研ぎ澄まされた感性と民間感覚で、掛水たちをフォローする。
伝説の県庁職員と吉門に振り回される掛水たちが辿り着く先には、どんな未来が待ち受けているのか。
お役所を舞台に、彼らの成長物語であると同時に、二つのラブストーリーが展開される。
とっても有川らしく、ホッコリさせる展開。
錦戸亮と堀北真希主演で映画化もされている。
最近、有川作品は立て続けに映像化されており、三匹のおっさんも来週からドラマがスタート。
(^-^)
0 件のコメント:
コメントを投稿