2024年1月31日水曜日

ミリオンセラーガール

里見蘭。

初読の作家なのだが、図書館の書架で目に付いた。

新宿駅に近いファッションビルの8階にあるアパレルショップの店長、沙智は、リストラに遭い職を失った。

その後、ファッション誌の編集に憧れ出版社に就職したのだが、配属先は販売促進部で、与えられた仕事は書店周りだった。

ジャンルとしては、お仕事小説。

主人公の沙智の酒豪っぷりもいいが、脇役達のキャラもしっかり立っている。

普通に面白く読めた。
(^^)

2024年1月30日火曜日

東京湾臨海署安積班 花水木

今野敏。

安積班シリーズ。
表題作を含む短編5作品。

安積率いる強行犯係は総勢5名しかいない。
2名の部長刑事である村雨と須田。
それぞれのパートナーである桜井と黒木。

湾岸署管内で発生する様々な事件に奔走する彼等の活躍と、一人の人間としての一面を描く今野の代表シリーズの一つ。

安定だねぇ。
(^^)

土壌改良

ハウスと家の隣の面積の小さな畑に土壌改良のため、バイオソルを入れてみることに。

有機質乾燥菌体肥料で、土壌中の菌根菌を活性化する。
土壌の団粒構造を構築・安定させ、発根作用が強くなり、生育が健全旺盛になります。
云々というのが売り文句。

ハウスに適量を散布し耕耘したら、散水をして終了。

このハウスは水稲育苗後にすぐスイカを定植する予定。

本当はミニトマトの予定ハウスにも入れたかったのだが、生憎サニーレタスが生育中のため、収穫後にバイオソルを入れてみたい。

仮面の君に告ぐ

横関大。

新宿にある上杉スマイルクリニックに歯科医として勤務する慎介。

職場で出会った湧井和沙との入籍を来月に控えたその日、和沙は何者かに殺されてしまう。

犯人は捕まらず、一時容疑者として浮かんだ男は証拠不十分として釈放されてしまうのだが、慎介はこの容疑者だった男の行方を追うため歯科医を辞めて、物流センターにアルバイトとして潜り込んだ。

一方、ある病院の一室で目を覚ました女性には、和沙の意識が憑依していた。

というストーリーで始まるのだが、最後の最後に大どんでん返しがあり、題名の意味がずっと分からなかったものも解決する。

ミステリーとしてしっかりしている。
(^^)

2024年1月28日日曜日

追想の探偵

月村了衛。

図書館で物色中に、何となく気になり手に取った。

飯田橋にある黎砦社が出版している不定期刊の特撮雑誌「特撮旬報」。

編集長の神部実花は、若干28歳にして実質一人でこの雑誌を作っている自称特撮番組オタク。

彼女は「人捜しの神部」と呼ばれ、その仕事のやり方は業界の隅々にまで知れ渡っている。

過去の特撮業界におけるアンタッチャブルやら、複雑な人間模様。

何となくコミカルな中にもしっかりとした物語が進行する。

月村は久し振りに読んだのだが、面白かった。

若手の女優を使って映像化してもらいたいね。
(^o^)

2024年1月27日土曜日

松本城

国宝松本城天守プロジェクションマッピング2023-2024
本日から第三期のコンテンツが開始。

氷彫フェスティバル2024の制作も開始されたので、夕方から行ってみた。




既に市内のあちらこちらでも制作済みのものが展示されていたので、ざっと見て回る。

夕食はゴールデン酒場で。
(^-^;)

2024年1月26日金曜日

向田理髪店

奥田英朗。

北海道の中央部に位置する苫沢町。

かつては炭坑都市として栄えたのだったが、エネルギー政策の転換により衰退し過疎化が進んだ町は財政破綻した。

町に二軒しかない理髪店を営む向田康彦の息子和昌が、家を継ぐと言って札幌の商事会社を一年で辞めて帰ってきたのだが、喜ぶ母親とは違い違和感を覚える康彦。

住民は皆、顔見知りでプライベートもないような田舎町の退屈な日常に巻き起こる小さな出来事に一喜一憂する様を描いた中編6作品。

何だかじんわりとさせるいい作品。
(^^)

2024年1月25日木曜日

切り裂きジャックの告白

中山七里。

刑事犬養隼人シリーズの原点。

先に次作以降を読んでしまっていたのだが、犬養の出自がよく分かったので良かった。

警視庁深川署の目の前、木場公園の中にあるイベント池の淵で発見された若い女性の遺体。

その遺体は何者かによって、全ての内蔵を持ち去られていた。

一人娘の見舞いのために訪れていた病院で部下からの知らせを受けた犬養は早速捜査本部に向かう。

翌日、十九世紀のイギリスを恐怖に陥れた猟奇事件を起こした切り裂きジャックを名乗る犯人から帝都テレビに一通の声明文が届く。

捜査陣を朝笑うかのように次々と起こる同様の殺人事件。

犬養たちはジャックの犯行を止めることができるのか。

そしてジャックの目的は何なのか。

スピード感のある展開と臓器移植というテーマの深さ、犬養という優秀な刑事の活躍、脇を固める魅力的な人物たちと、小説として出来上がっている。

他のシリーズの登場人物たちがチラホラと出てくるところもファンには堪らない。
(^^)

2024年1月22日月曜日

うらんぼんの夜

川瀬七緒。

夏休みの最中、女子高生の奈穂は自らが管理している畑で毎日の農作業に追われていた。

年寄りが多くて住人は500人もいない大百舌村という田舎で、9世帯からなる部落は、家族のような繋がりのある内部落と呼ばれており、奈穂の曾祖母は一番の長老として君臨していた。

竹藪の中に佇む風化して顔の凹凸もなくなり赤いよだれかけが何百枚も首にかけられた地蔵は、内部落の年寄りが大事に守ってきたものだったのだが、ある日、東京から引っ越してきて奈穂の同級生になった亜矢子がお参りをしてしまう。

古くからの伝統を重んじる内部落で次々と起こる不吉な出来事。

うらんぼんという特別な季節は、奈穂を翻弄するのだった。

地蔵信仰という変わったストーリーは川瀬ならではかも。
(^-^;)

2024年1月21日日曜日

忍者に結婚は難しい

横関大。

以前、菜々緒主演でドラマ化された同名原作。

2年前、伊賀忍者の末裔である草刈悟郎が結婚したのは、甲賀忍者の末裔である月乃蛍なのだが、お互いに素性を隠したまま、一般人と結婚したものとばかり思っていた。

偶然キャンプ場で知り合った二人は、熱愛の末一緒になったのだったが、このところは些細な事で口論になり夫婦喧嘩がたえないのだった。

そんな折り、悟郎にはある任務が与えられ、蛍にも指令が入る。

原作の根幹を成すデリケートな真実はドラマでは扱われていないが、うろ覚えの記憶では、前半のコメディっぽいところはかなり忠実に再現されていたのだなと感心。

単純なラブコメではないところが素晴らしい。
(^^)

2024年1月20日土曜日

裂けた明日

佐々木譲。

少し先の未来の日本。

アメリカ政府の度重なる助言や自制要請を無視した日本政府は、北朝鮮と韓国からなる高麗連邦の海軍基地に先制攻撃を加えてしまう。

これを機に国連安全保障理事会は敵国条項の発動による中国の軍事行動を承認、また駐留米軍は国連軍として日本政府軍への攻撃を開始する。

僅か40日で日本の海軍力、空軍力は壊滅。陸軍力は4割が消滅し、国連軍統合司令部に無条件で降伏した。

この戦争の後、国内では内戦が勃発。
北日本では盛岡に政府を樹立した独立日本が、西日本でも対抗勢力があり、平和維持軍と国民融和政府との戦いは決定打がないまま続けられていた。

という背景がフィクションであることは自明なのだが、現在の日本のおかれた状況からは、かなりのリアリティを持って受け入れられそうな怖さがある。

そして物語は、二本松市に住む沖本信也を頼って仙台から逃げてきた酒井真智、由奈親子たちの逃亡劇へと繋がっていく。

じっくり読まないと解釈が追いつかないのだが、期待感からか次々と頁を進めてしまう。

後味的には、少しばかり苦いのだが、佐々木らしさは十分感じられる。
(^^;)

2024年1月19日金曜日

殺戮の狂詩曲

中山七里。

御子柴礼司シリーズ第六弾。

介護付き有料老人ホーム幸朗園。
一流ホテルのようなモダンな内装、一流のシェフによる食事に、手篤い治療。

入居一時金だけでも一千万円から二千万円がかかるこの施設で起きた入居者9名の惨殺事件。

事件を起こした被告人はここで働く介護士の忍野忠泰44歳。

国選弁護人となった御子柴は、この不利な事件にどう向き合うのか。

御子柴の真意と事件の裏にあった真相が明らかになったとしても、法による判決が変わることはない。

話の進行具合と残りページ数に違和感があったのだが、やはり終盤でしてやられた。
(^^;)

2024年1月17日水曜日

トランポ

カワサキプラザへ車検の持ち込みのため、軽トラへ積載。

長野は積雪があるようなので、自走は断念。

軽トラって、便利だわ。
(^^)

2024年1月16日火曜日

round wallet

最近、ネット広告でよく見るRUBATOの財布をアレンジして作成。

型紙を起こして試行錯誤。

組み合わせと縫う箇所をチェック。

本番用型紙。

革を切り出し。
厚みを考慮して手持ちの革から選んだら、結局4種類を使用。

カード入れ部分は、端部を穴空けしてスリットを切り出し。

札入れとカード入れを合体させるとこんな感じ。
マチは、ちょっと複雑。

小銭入れは中仕切りを追加。

取り出し口の縁は折り曲げて補強。
下になる部分も縫っておく。

小銭入れ、カード入れ、札入れを合体し、マチを付けたところ。

外装にファスナーを取り付けて後は縫っていくだけ。

中はこんな感じ。
コンパクトさを追求したため、かなりクリティカルなんだけど、大きさは狙い通り。

ファスナーは、仕上がりがイマイチなのと、耐久性は課題が残る。

ま、プロトタイプとしてはこんなものか。
(^-^;)

2024年1月14日日曜日

ソウルケイジ

誉田哲也。

姫川玲子シリーズ第二弾。

少し古いのだが、ネットオフでまとめて何冊か購入した際、一緒に入手。

テレビドラマでもストーリーはかなり忠実に再現されていた記憶がある。

A在庁中の姫川たちに下されたコロシの帳場への臨場命令。

大田区西六郷の多摩川土手の放置車両から発見された成人男性のものと見られる左手首。

DNA鑑定の結果、工務店経営者の高岡のものであることが判明し、捜査に臨む玲子たちだったが、その過程で浮かび上がる過去の事故たち。

その複雑な真実に近づく彼等に救いはあるのか。

「ソウルケイジ」
そのまま「魂の檻」と「刑事の魂」の意味があるというのは、ネット上の評価なのだが、言い得て妙ではある。
(^^)

2024年1月11日木曜日

最後の封印 新装版

今野敏。

HIVウイルスの変化の過程で生まれたHIV-4。

そして、HIV-4感染者から産まれた第二世代には、人知を超えた能力を持つ者が発現していた。

彼等はミュウと呼ばれ、そのミュウを追うミュウ・ハンターとミュウを保護する悪魔の親衛隊・デビル特捜との戦いは、世界的にそして密かに行われていた。

今野のもう一つの作風であるSFもので、初出は2009年、本作はその新装版。

ハードボイルドが滲むのは、今野だからかな。
(^^)

2024年1月10日水曜日

六法推理

五十嵐律人。

初見の作家。
東北大学法学部卒の弁護士なんだそうな。

既に何冊も出版されているし、映画化作品もあるらしい。

霞山大学法学部4年生の古城行成は、無料の法律相談所、通称「無法律」という自主ゼミ団体を主宰している。

学園祭の最中、無法律の扉を開けたのは経済学部3年生の戸賀夏倫。

彼女が持ち込んだ法律相談とは。

中編連作5作品からなる法律ミステリーとでもいうのかな。

図書館で見つけて借りてきたのだが、まあまあ正解。
(^^)

2024年1月8日月曜日

秋麗 東京湾臨海署安積班

今野敏。

安積班第四シーズン最新刊。

角川春樹事務所ホームページから引用。

青海三丁目付近の海上で遺体が発見される。
身元は、かつて特殊詐欺の出し子として逮捕された戸沢守雄という七十代の男だった。
安積たちが特殊詐欺事件との関連を追う中、遺体発見の前日に戸沢と一緒にいた釣り仲間の猪狩修造と和久田紀道に話を聞きに行くと、二人とも何かに怯えた様子だった。
何らかの事情を知っていると踏んだ安積たちが再び猪狩と和久田の自宅を訪れるも既に誰もおらず、消息が途絶えてしまう……。

安積を取り巻く様々な人物たちが、いい活躍をしてくれる。
(^^)

文豪、社長になる

門井慶喜。

小説家としと成功し、実業家としと失敗した菊池寛。

文藝春秋創刊者の生き様を文藝春秋社創立100周年にあたり著者が執筆。

読み応え十分。
(^^)

2024年1月7日日曜日

AKRAPOVIC収納

昨日外したマフラー。

先ずは汚れをざっと拭き取ったら、ステンマジックで焼き色を落とす。

エキパイの曲がり部はいい焼け具合になっていたが、ま、いいや。

磨きはピカールで。

その後、中性洗剤で全体を洗い、仕上げに耐熱ワックスをかけて終了。

緩衝材などで包んで箱に詰めたら、次の出番まで倉庫の棚に眠らせます。
(^^ゞ

2024年1月6日土曜日

車検準備

車検に備えてマフラー交換。
久し振りのノーマルマフラー。

ちゃっちゃと交換。

取り外したAKRAPOVICは後で綺麗にしてみよう。

4本出しも悪くはないけど、チェーンメンテナンスはやりにくいなぁ。
(^^;)

2024年1月5日金曜日

アレッタ

路地栽培のアレッタ。
意外に寒さにも強く、今まで生育してきたが、ようやく終わりになった。

大きくはならないので、短めのものを二段にパッキングして出荷します。

畑も片付けなきゃな。
(^^;)