辻村深月。
ハケンアニメ?
なんのこっちゃと思ったのだが、ハケンとは覇権の意であった。
まぁ、好きではあるけれども、その道の領域にどっぷり浸かるほどでもないので、単語がまず分からないのだが、勢いはすごく感じる。
王子と呼ばれる訳ありのイケメン若手監督と、女王の如き振る舞いを求められスタッフの扱いに苦悩するうら若き女監督。
そして、彼らを取り巻くアニメ業界の烏合の衆。
神と呼ばれる原画マン女性の葛藤と恋模様が一体となり、二次元とリアルとの境が消滅するとき、人は幸せを感じるのだろうか…
一度、図書館で借りて読んでいたのだがタイムリミットで返却。その後なかなか借りられずにいたが、漸く手元に。
登場人物多くシーンも様々だけれど、結局は狙い澄ました結末に音もなく着地。
あ、決して予定調和ではない感動のラストエピソードが想像を駆り立てる。
辻村、作風や言葉の使い方も結構気に入っている。
( ̄∇ ̄)
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