2013年4月6日土曜日

地の底のヤマ

西村健。

このミステリーがすごい!2013で第5位。

九州福岡、大牟田を舞台に昭和49年から半世紀に渡る男の人生をたどる長編。
二段組863ページは流石に読み応えあり。(^_^;)

高度成長を支えた三井三池炭鉱。

戦後の炭鉱都市に集まってくる様々な人々を支え続けた警察官を父に持つ鉄男は、自らも同じ道に進む。

鉄男は、多くの人々と父の偉業に支えられ、時には人生を翻弄されながら、その狩人たる本領を発揮してゆく。

定年が間近に迫った鉄男は、最後の捜査として、単身父の死の謎に挑む。

心に闇を持ちながら歩む彼の人生。
炭鉱町の盛衰、そこに生きる男たちの生き方をもまざまざと描く。

物語の終わりに明らかになるいくつものエピソードの結末。

途中、挫折しそうになったが何とか持ち直し読了。
(^_^;)
高評価。(^O^)

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