佐々木譲。
赤羽署管内で発生した一人暮らしの資産家を狙ったとされる強盗殺人事件。
早々から容疑者をハウスキーパーの女性に絞る捜査一課のやり方に不満を持ちつつも、組織としては従わざるを得ない所轄捜査員の葛藤。
容疑者とされた女性は、人には話したくない過去もあったことから、無責任なマスコミの餌食にされてしまう。
そして、裁判員裁判で争われた公判を複雑な気持ちで傍聴する青年に待つ判決の結果は。
一つの事件を色々な角度から追う佐々木の作品。
法廷小説としての臨場感を求めた著者の思惑は成功している。
(^^)
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