宮部みゆき。
高校の推薦入学が決まり、ポスト受験生として周りより一足早く暇になってしまった真は、実家のカレーショップの手伝いで出掛けた銀行で展示されていた子どもたちの絵に目を留める。
混み合う銀行で偶然から古城のデッサンが描かれた画用紙を持って帰ってしまった真は、絵の中の世界が覗けるという不思議な体験をする。
絵の中の世界に入り込むことを切望する真は、協調性に欠けるが抜群に絵が上手なかつての同級生の珠美に声を掛ける。
珠美の協力で別世界へと乗り出した真たちは先客に出会い、この世界の目的を探り始める。
彼らの消耗と引き換えに明らかになるある少女の失踪事件と古城のデッサンが描かれた意図。
最期の賭けに出た真たちにはどんな変化が待つのか。
宮部らしいミステリー。
(^^)
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