福田和代。
これまでの作風からガラッと変わっているため、これを読んで福田作品だと気がつく人がどれだけいるのか…
沖縄で生まれ今は警視庁公安部外事三課に籍を置く友利。
目下の監視対象はアフリカ、サブサハラ地域の小国からの入国者たち。
この小国からの来日者は年間にわずか20人ほどしかいないにもかかわらず、3人が立て続けに不審な死を迎える。
日本から遠く離れたこの小国に発電造水プラント建設を進める日本商社の営業マンである唐木。
彼がプラント建設に強い意欲を持つ理由と、小国の若き産業省大臣ムナの心に秘めた思い。
政変の不安定なこの国で「この国にはユダがいる」と警告してきたムナの言葉に揺れる唐木。
これ以上はネタバレのため割愛。
まぁ、こんな感じも書けてしまう福田の懐の深さに感心。
(^^)
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