今野敏。
以前読んだ「同期」の続編。
警視庁捜査一課殺人犯捜査第五係の宇田川。
特殊犯捜査第一係、通称SITに配属となった大石陽子。
そして、公安部公安総務係配属後に突然懲戒免職になった蘇我。
初任科で同期だった三人は、それぞれの道を歩んでいたのだが、陽子が世田谷区で発生した立てこもり事件の人質になってしまう。
時を同じくして、多摩川で発見された身元不明女性の死体遺棄事件の捜査に臨む宇田川に、音信不通だった蘇我から連絡が入る。
本人は自覚していないが、勘のいい宇田川は、二つの事件に共通する何かを感じ取る。
手掛かりの掴めないそれぞれの捜査の裏に公安のオペレーションが存在し、振り回される捜査員たち。
国、組織同士の軋轢を背景に刑事魂を描く今野の得意分野。
(^^)
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