2024年3月30日土曜日

悩め医学生

中山祐次郎。

なくな研修医シリーズ第五弾。

隆治の医学生時代を描く。

医師になるための厳しい学生生活と同期の人間たちとの交流を紡いだ本シリーズのスピンオフともいえる一冊。

隆治たちを医学の道へ導く教授たちもいい味がある。
(^^)

2024年3月29日金曜日

クローズアップ

今野敏。

スクープシリーズ第三弾。

TBNの人気報道番組であるニュースイレブンの遊軍記者、布施。

明け方の六本木で発生した殺人事件の現場に居合わせた彼が携帯で撮影した映像は、その日の番組で取り扱われた。

警視庁捜査一課特命捜査対策室で未解決事件を扱う黒田は、なぜかこの事件に目を向けるのだった。

飛び越して後出のシリーズを読んでしまっていたのだが、ようやく本作を入手。

黒田と布施、そして彼らを取り巻く部下や上司や同僚達の関係性がしっかりと描き出されており、やっぱり読んでよかった。
(^^)

2024年3月27日水曜日

Story Seller annex

道尾秀介、近藤史恵、有川浩、米澤穂信、恩田陸、湊かなえ。

6人の作家による読み切り6作品。

やっぱり、それぞれのカラーがあるよねぇ。
(^^)

2024年3月25日月曜日

やめるな外科医

中山祐次郎。

泣くな研修医シリーズ第四弾。

医師となって6年目の雨野隆治。

日々の業務に忙殺されながらも、着実に外科医としてとしての道を歩む彼に訪れる数々の試練。

それでも、信じたこの道を進むしかないのだ。

このシリーズは当たりだったなぁ。
(^o^)

2024年3月24日日曜日

畦塗り

時間のかかる春作業の一つ。

昨日の雪と雨でほ場の土が湿ったので、朝から畦塗り。

今日で2/3ほどが終了。
(ーー;)

2024年3月20日水曜日

じゃがいも

今年のじゃがいも。
取引先の新規拡大にともない、栽培面積も拡大。

物量をこなすため畝立て成型器を導入。

こんな感じで等間隔に溝を掘ったところに種芋を置いていく。

用意しておいた種芋が足りなかったので、追加で用意して何とか終了。
(^^;)

KID

相場英雄。

元自衛隊員の城戸護。
国の安全保障という建前の元、2名の部下を戦死させた過去を持ち、その後は香港で古いフィルムカメラを扱う商売をして暮らしていたのだが、元上司だったアレックスの紹介で上海の商社マンである王のボディガードを引き受け日本へ向かうことになる。

福岡から日本へ入国した王達につきまとう警察組織とジャーナリスト。

城戸は彼らと対峙しながら王の警護をつづけるのだが、王は秘書から射殺されてしまい、一転追われる身となった城戸は、あらゆる手だてを使い真相を探る。

現代の警察捜査を担う情報戦に立ち向かう城戸に賞賛はあるのか。

城戸が狙われる理由が明らかになるとき、日本という国の危うさが浮き彫りになる。

相場のフィクションとは思えないストーリー進行に一気読み必至。
(^^)



2024年3月13日水曜日

螺旋の手術室

知念実希人。

純正会医科大付属病院に勤務する冴木裕也。

彼が第一助手として入った腹腔鏡下胆嚢摘出術の最中、不慮の出血に襲われた患者は命を落とした。

それほど難しくない手術で亡くなってしまった患者は、同大学の外科医でもあり、次期教授選の候補者と目されていた冴木真也、裕也の父であった。

教授選を巡っては、他の候補者が暴漢に襲われて殺害されており、大学を探る探偵がいるなど、不可解なことが続き、警察も捜査に乗り出していたのだが、裕也は一人事件の調査を始めるのだった。

螺旋が示す真相とは。
驚愕の医療サスペンス。
(^^)



2024年3月11日月曜日

プリンセス刑事

喜多喜久。

日本が一人の女王によって統治されているという変わった設定の中、三鷹警察署刑事課の芦原直斗は連続殺人の捜査にあたっていた。

捜査会議の冒頭、新たに捜査本部に加わった捜査員は白桜院日奈子、現女王の姪にあたる本物のプリンセスだった。

彼女のパートナーとして捜査にあたることになった直斗は、様々な困難にぶつかりながらも仕事を進める。

犯人にたどり着いた日奈子と直斗は、単独行動にでるのだが…

ほんわかとした雰囲気が喜多特有だよね。
(^^)

2024年3月7日木曜日

走れ外科医

中山祐次郎。

泣くな研修医シリーズ第三弾。

外科医として5年目となった隆治。
相変わらずの忙しさの中、勤務する牛ノ町病院の救急外来に運び込まれた21歳の女性。

物語はこの女性と隆治、そして外科医になるために研修医として帰ってきた凛子たちを主軸に回る。

先輩医師である佐藤の謎だったプライベートにも迫り、シリーズとしてさらに磨きがかかった。
(^^)

2024年3月6日水曜日

オフマイク

今野敏

スクープシリーズ第五弾。

四作目を読んでないのだが、手に入ってしまったので先に読了。

警視庁捜査一課特命捜査対策室で継続捜査を担当する黒田がペアの谷口と共に行きつけの居酒屋「かめ吉」で話を聞いたのは黒田の同期で捜査二課にいる多岐川だった。

多岐川の依頼は二十年前の事案を秘密裏に調べなおしてもらいたいというものだった。

そしてニュースイレブンの記者・布施もまた、同じ事案に絡む人物たちに迫っていた。

今野らしい安定感とスピーディな展開のため一気読み。
(^^)

2024年3月5日火曜日

CAボーイ

宮木あや子。

偏差値高めな東京の大学で出会った5人。

意外な共通点を持つ彼らは卒業後、それぞれの道に進む。

外資系の超がつくホテルに就職した治真だったが、幼い頃からの夢を捨てきれず、中途採用の航空会社で男性客室乗務員へと転身した。

宮木らしい青春お仕事小説家と思いきや、治真の父が元パイロットで航空事故を起こしていたり、友人の一人が逮捕されたりと、なかなかに伏線が周到。

宮木、読みたいなと思っていたところ、運良くネットオフで発見。
(^^)

2024年3月3日日曜日

有罪、とAIは告げた

中山七里。

この2月の新刊のため、帯から引用。

東京地裁に勤める高円寺円は、中国製のAI裁判官「法神2号」のテスト運用を担当することに。
裁判のデータを入力すると、実際の判決文とほぼ同じものを弾き出すという驚くべき精度だった。
多忙を極める裁判官にとってこれは大きな福音となる。
歓迎ムードが高まる中、円は一人それを受け入れられずにいた。
そんなとき、18歳少年による父親殺しが起きる。
裁判長は、「法神」にシュミレートさせると言うが…。

人が同族を裁くという傲慢で神聖な行為の意味するところを、円は祖母の静からしっかり教えられて育てられたんだな。

この静おばあちゃんは、「テミスの剣」にも出てくる裁判官。

読み応え十分。
(^^)

2024年3月1日金曜日

吉原暗黒譚

 誉田哲也。

著者の作品としては珍しい時代小説なのだが、内容は他の作品に通じるものがある。

初出は2004年で、デビューから三作目とされている。

遊郭として賑わう吉原で、黒い狐の面を被った集団に花魁が殺される事件が続く。

北町奉行所の今村は、髪結いの彩音と共に、金目当てで狐面の族を成敗しようと画策するのだが。

緻密に張り巡らされた伏線と事件の真相に納得。

(^^)