中山七里。
埼玉県警浦和署に勤務する渡瀬は、捜査畑一筋で署内一、二を争う検挙率を誇る先輩刑事鳴海と共に浦和市内の不動産業者で起きた殺人事件の被疑者を逮捕する。
強引な取り調べで自白させたその青年は死刑判決を受けた後、収監先の東京拘置所で自ら命を絶った。
それから5年、元号が昭和から平成に変わって間もなく、別の事件で逮捕した容疑者が、あの事件の真犯人であったことを知った渡瀬は、周囲の反対を押し切り単身捜査を進める。
冤罪を題材とした警察小説は数多あるが、中山の用意した結末は驚きの一言に尽きる。
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