有川ひろ。
ゴジラVSスペースゴジラを観て映画を作る人になりたいと、人生の折り印をつけた良井良助。
福岡の映像専門学校に進み東京の小さな映像制作会社の内定を取れた良助だったが、初出社のその日に彼の夢は打ち砕かれた。
いかがわしいキャバクラのビラ配りのバイトをしながらずるずると東京で暮らしていた良助は、同僚の佐々から連続ドラマの撮影現場のバイトに誘われる。
一度は諦めた映像制作の仕事に携わることになった良助は出演者や仲間に助けられながら少しずつ成長していく。
5話からなる中編連作は、それぞれが有川の過去の作品のオマージュになっておりファンには堪らない。
有川の色が濃いめで嬉しい一冊。
(^-^*)
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