2019年12月6日金曜日

引火点 組織犯罪対策部マネロン室

笹本稜平。

シリーズ第2弾。

以前に読んだ1作目の「突破口」と併せて図書館で借りてきた。

暴力団や外国人犯罪集団などの組織的犯罪を横断的に取り締まることを目的に警視庁内に創設された総勢九百名を超える組織犯罪対策部。

それに伴い新設されたマネー・ロンダリング対策室は組織犯罪に関わる犯罪収益の資金洗浄、いわゆるマネーロンダリングを専門に取り締まる特命部隊である。

インターネット上の違法薬物販売サイトがビットコインで薬物を販売しビットスポットで現金化しているとの情報を得た犯罪収益解明捜査四係に所属する樫村たちは、仮想通貨取引所の一つであるビットスポットのCEOで気鋭の女性ベンチャー企業家として注目されている村松裕子との接触を計る。

なかなか隙を見せない彼女から「命を狙われているような気がする」との相談を受けた樫村は所轄の愛宕警察署と共に捜査に臨むのだが、犯人の手掛かりも掴めず事態は次々と拡大していく。

組織の縄張り意識に翻弄されながらも事件捜査にタッグを組む現場の捜査員たちの活躍とスケールの大きなストーリー展開に警察小説の新たな境地を開くか。
(^^)





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