シリーズ第5弾。
警察庁刑事局長の勝沼巌が警察大学校の校長に異動するという噂が流れた。
出世と保身に汲々とするキャリアの悪弊とは一線を画す気骨があり、将来の長官もしくは警視総監と目される勝沼の異動は、政界を巻き込んだ疑獄事件の捜査を陣頭指揮したことに対する政界からの圧力であるとの見方が強かった。
城東署管内で発生した轢き逃げ事故の捜査支援に駆り出された葛城達は、被疑者である橋村幸司衆議院議員の三男を追うのだが、一歩の所で証拠の隠滅を謀られる。
葛城達は勝沼の意向を汲む息子の俊史ら捜査二課との合同捜査により、更なる巨悪の端緒を掴むのだが、重要な容疑者たちは次々と亡くなってしまう。
立法府による司法府への介入や、政治家は殺人を行っても逮捕されないという嘆かわしい状況に葛城達の正義の刃は切り込むことが出来るのか。
最終標的との決着はいかに。
(^-^)
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