笹本稜平。
所轄魂シリーズ第四弾。
城東署刑事組織犯罪対策課に勤務する葛城。
その一人息子である俊史は刑事である父親に憧れて警察庁に入庁したキャリアで、刑事局長の肝煎り人事により警視庁刑事部捜査第二課理事官となった。
葛城たちが臨場した飛び降り自殺と思われる事案に対して俊史からの問い合わせを受けた葛城たちは、自殺ではなく他殺の疑いを抱く。
自らの進退をいとわず大きな疑獄事件を解決しようと考えている刑事局長とその意をくんだ俊史たちの捜査に協力する事になった葛城たちは、イレギュラーな捜査に戸惑いながらも事件の関係者を追い続ける。
福井県警を巻き込んだ広域捜査に意気込む葛城だったが、組織間の対立構造に悩まされ捜査の蚊帳の外に追いやられる。
そんな葛城を救うのが福井県警のベテラン捜査員の羽田と県警の報復人事で刑事から事務職に異動させられた田島だった。
葛城たちと羽田たちの所轄魂が困難な事件の真相を暴き出す。
終盤までかなりピンチだったのでこのまま終わりかなと思ったのだが、あっさり逆転。
ま、そうでないと次がないよね。(笑)
(^^;)