中山七里。
中央自動車道高井戸インター付近で発生した高速バスの衝突事故。
乗客は少なかったが、一人の男性が亡くなり他は重軽傷を負った。
勤務態度良好で会社の乗務スケジュールにも特段の問題がなく、若い運転手の運転ミスで決着しそうだったこの交通事故に、警視庁捜査一課の刑事、犬養が現れる。
犬養は警察官になる前は俳優養成所に通っていたという変わり者で、女性犯罪者には騙されてばかりだが、男性犯罪者の嘘には絶対に騙されず、その検挙率は警視庁でもトップクラスを誇っていた。
全七話のショートストーリーは、犬養による事件の裏に潜む人間の憎悪を暴き出す物語。
若干の後味の悪さが中山らしいが、それはそれで。
(^-^;)
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