樋口明雄。
シリーズ第四弾。
神崎静奈、星野夏実の両巡査は通常の北岳勤務を離れ、山岳救助犬を用いた救助活動等の講演を行うため、岐阜県警狩場警察署へ派遣されていた。
折しも講演の最中に激しい地震に見まわれた夏実たちは、活火山である新羅山の噴火活動を危惧し、地元の山岳救助隊員等と共に登山者の救助に向かう。
新羅山にある種の幻色を視て不安に駆られる夏実の予想は、身勝手な登山者の行動や誘拐犯たちにより現実のものになる。
架空の山での物語ではあるが、リアリティ溢れる描写により手に汗握る山岳サスペンスに仕上がっている。
シリーズを重ね、登場人物たちの個性も定着してきた。
(^-^)
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