湊かなえ。
とある県営住宅の4階から転落した女子高生、事故か自殺か。母親は「愛能う限り大切に育ててきた」と語ったとされる新聞記事を目にした高校教師。
物語は「私」で語る母親の手記と「わたし」で語る娘の回想、そして件の高校教師が、転落事件の当事者を知る同僚の国語教師とのやりとりをする進行形の話という三つ巴で進行する。
同じ話が母親と娘では異なる思い出になっており、お互いがお互いを思いやった結果、憎しみが募り不幸な結果に結びつくというとても辛いストーリー。
結構もやもやする話なのだが、高校教師の話を二度読みしたらスッキリした。
湊流ミステリー。(^^)
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