原宏一。
商社マンとして家庭をも省みない激務に身を投じていた咲元。
ヨーロッパ出張から戻った咲元を待っていたのは専務の失脚と連座人事による閑職への異動であった。
定時帰宅の身となり、これまで妻に任せきりであった新興住宅地区の町内会定例会に行かざるを得なくなった咲元は、町内会主催のフェスタに意見をしたことから、様々な問題を抱える町内会と、古くからある隣の地区との確執に巻き込まれていく。
情熱を傾ける何かを欲していた咲元は、人生の転機とばかりに早期退職し、自らが企画した奇祭の開催に奔走する。
地区内外の味方や仲間、家族の協力を得て、祭は熱く盛り上がりをみせ、その日を迎える。
初読みの作者だったが一気読みさせられる面白さ。
(^.^)
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