佐々木譲。
1991年発刊。
まえがきから引用。
「本書は、冒頭の一文字から最後の句点にいたるまで、完全な虚構である。モデルもないし、現実の再構成でもない。」
現実の固有名詞をいくつも登場させるが、全くのフィクションだと言っているのだ。
30歳の若さで衆議院議員に当選した弁護士。彼を支える優秀な第一秘書。二人の父親は組合活動の同士だったのだが、その事は直接の話ではない。
主流ではないが、政権を取る事で社会を良くしたいと考える社会党の若手議員の不屈の戦い。
NTTやらリクルートなどの事件や固有名詞は、フィクションだと分かってはいてもリアルさを感じてしまう。
若干入り込みにくかったのだが、後半は一気読み。
( ̄— ̄)
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