2025年2月27日木曜日

ZRX and Z1000

しばらく倉庫で眠ったままだったので、埃を払って軽く洗車。

並べてみても、ZRXのエキパイは400ccの割には太いよね。
この時代、もちろんキャタライザーも無いし、そりゃあヌケがいいわけだよ。
ZRXはどちらかというと大柄だし、Z1000は凝縮感が強いので、あまり車格の差を感じない。

やっぱり、昔のバイクってこんな感じだよなぁ。(^-^;)

2025年2月24日月曜日

ヴァンパイア探偵 ディスティニー・ブラッド

喜多喜久。

関東地方の人口二十万人の都市、紅森市。
犯罪発生率は全国平均値とそう変わらないが、殺人事件の件数は平均値を大きく上回る。
そして、吸血鬼に関する伝承が多く伝わる土地とされている。

紅森署刑事課の刑事である桃田遊馬は、同僚の虎姫と殺人事件の捜査にあたるのだが、手掛かりとなる血液鑑定は、幼なじみである天羽静也に頼る事が多い。
上司の高月や鑑識の墨染もその分析能力を大いに期待しており、静也のその容姿から受ける印象も相まってヴァンパイアと呼び一目を置いている。

喜多らしからぬところはあるが、変わったジャンルだしな。
書き下ろしの本作で完結なのかなと思いきや続編もあるらしい。
(^^;)

2025年2月22日土曜日

名前探しの放課後

辻村深月。

ブックオフで何気に買ったのが下巻だったので、慌てて上巻を入手。

約3ヶ月のタイムスリップをして過去に戻ってしまった依田いつか。

いつかは、同郷でクラスメートである坂崎あすかに、その事実を告げる。
「今から俺たちの同級生が自殺する。でもそれが誰なのか思い出せないんだ」という言葉と一緒に。

辻村らしい学園、青春、ミステリーてんこ盛り。

時代が少し古いのはご愛嬌だが、最後までハラハラさせるいいストーリー。
(^-^)

2025年2月16日日曜日

ジウⅩ

誉田哲也。

シリーズとしては10作目になるのかな。

三部作とそのシリーズは大体読んできたので、流れ的にもすんなりなのだが、ここは帯から引用。

生きながらにして臓器を摘出された死体が発見された。
東弘樹警部補らは懸命に捜査にあたるが、二ヶ月が経っても被害者の身元さえ割れずにいた。
一方、陣内陽一の店「エポ」に奇妙な客が集団で訪れた。
緊張感漂う店内で、歌舞伎町封鎖事件を起こした「新世界秩序」について女が話し始める。「いろいろな誤解が、あったと思うんです」…。

まだまだ続きそうな本シリーズ。
登場人物たちも年を重ねてきたが、今後の展開はどうなるのか。
(^^)

2025年2月15日土曜日

繋がれた明日

真保裕一。

6年前、まだ未成年だった隆太は、自分の彼女にちょっかいを出すチンピラを刺し殺してしまうが、情状酌量の末刑期を僅かに残し仮釈放となる。

大室という保護司の力を借りて仕事に就いた隆太だったが、彼は人殺しなのだということを記した中傷のビラをばら撒かれ、家族にもその被害が及ぶ。

社会に出ることができた犯罪者に対する世間の因習もさることながら、人は平気で嘘をつくということに苦しむ隆太。

この重くて複雑なテーマを描ききる真保の巧みな筆さばきに一気読み。
(^^)

2025年2月7日金曜日

ストラングラー 死刑囚の推理

佐藤青南。

警視庁捜査一課の刑事、蓑島朗が目下捜査に当たる連続殺人事件。

その手口が、14年前に箕島の恋人を奪ったものと酷似しており、彼はその事件の犯人として服役中の明石と面会する。

長い間、憎悪の対象としてきた明石から思いがけない言葉を聞いた蓑島が取る行動は。

単作かと思って何気なく手にしたのだが、既に4巻目まで上梓されているらしい。

続きが気になるので、何とか入手せねば。
(^-^;)

2025年2月3日月曜日

プラチナハーケン1980

海堂尊。

ブラックペアン1988、ブレイズメス1990、スリジエセンター1991の原点。

東城大学医学部総合外科学教室を主宰する佐伯教授の下、ヒラ医局員の渡海征司郎は、かつての三羽烏の二人である佐伯清剛、桜宮巌雄の薫陶を受け、手術手技を磨いていく。

順調な渡海だったが、ある時アルバイト先の桜宮病院で外来患者のカルテに不審を抱く。
それは佐伯外科の深い闇への入口だった。

脈々と続く本シリーズ。
ちょっと、他の作品も読み返さないと理解が及ばないかも。
(^-^;)