夏川草介。
「神様のカルテ」の著者として有名な現役医師である夏川のドキュメント小説が緊急出版。
先月末刊行のため帯から引用。
対応が困難だから、患者を断りますか?
病棟が満床だから拒絶すべきですか?
残念ながら、現時点では当院以外に、コロナ患者を受け入れる準備が整っている病院はありません。
筑摩野医療センターを除けば、この一帯にあるすべての病院が、コロナ患者と聞いただけで当院に送り込んでいるのが現実です。
ここは、いくらでも代わりの病院がある大都市とは違うのです。
当院が拒否すれば、患者に行き場はありません。
それでも我々は拒否すべきだと思うのですか?
命がけでコロナに立ち向かった小さな病院の知られざる記録。
地元の話しだけに出てくる病院が目に浮かぶので何とも切ない。
(^^)