福田和代。
前作「ゼロデイ」から半年後、クーガと名乗るテロリスト集団との戦いで1名の死亡者と2名の重傷者を出した特殊警備隊ブラックホークは新人隊員を補充しながらVIP専門の警備業務を続けていた。
業務の引き継ぎのため警視庁を訪れた最上は、新たな仕事が現役警視庁長官の警護であることを知る。
通常、長官の警護はSPが担うところを、民間企業であるブラックホークがその任に就くことに違和感を感じる最上だったが、長官を自宅に送り届けた直後、自宅の執事が何者かに殺害され、その嫌疑を掛けられた長官は最上たちと現場の離脱を図ることになる。
自由という名の下、放任に甘えてきた国民により滅亡の淵に瀕している日本の復活を願う一部の者たちが想像する新しい未来。
その実現のため密かに整備されてきたケルベロスというシステムと、政治力を手にするための選挙戦が始まった。
謀略ともいえるこの選挙戦と冤罪を生み出すことで自分たちの正義を貫こうとする者たちに挑むため、最上たちブラックホークは宿敵であるクーガと手を組むのだった。
福田の鋭い筆が描く近未来の日本。
シリーズ三作目らしいが、一作目を読んでないや。
(^^;)
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